シナ スイエンの新作「こしょろがみた夢」が原宿で展示販売

刺繍アーティストの有本ゆみこが手掛ける「シナ スイエン（SINA SUIEN）」が、5月に浅草橋のCPK GALLERYで発表した2018－19年秋冬コレクション「こしょろがみた夢」をLamp harajuku2階で展示販売する。期間は7月20日から31日まで。

　同コレクションは、アーティスト mamoruの映像作品のシリーズ最新作に提供する衣装として制作された。最新作は17世紀のオランダで出版された、日本に住む人々、文化、歴史について述べた地理本に含まれる緻密な銅版画にインスピレーションを受けたことからスタートし、「あり得た（る）かもしれない」歴史の再構築を試みたもの。有本は、特に徳川幕府が鎖国政策を進める中で、国外に追放された日本生まれの混血児「こしょろ」が乳母にあてた布の手紙から着想を得てコレクションを制作したという。
　会場ではショーの記録映像が流され、新作に加えてLamp harajukuのために製作した別注のウェアやバッグ、キーホルダーが限定販売される。また21日には有本が来店して接客を行う予定だ。
■SINA SUIEN 2018・2019年秋冬 コレクション「こしょろがみた夢」期間：2018年7月20日～31日場所：Lamp harajuku 2階住所：東京都渋谷区神宮前 4-28-15電話番号：03-5411-1230