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中年ボクサーが娘の夢のために体を張る 『負け犬の美学』予告編公開

2018年07月06日 20:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 第30回東京国際映画祭でコンペティション部門に出品された映画『負け犬の美学』の予告編が公開された。


参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/07/post-217072.html”>動画はこちら</a>


 本作は、盛りをすぎた中年ボクサー、スティーブが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する模様を描いた物語。ボロボロになりながらも何度でも立ち上がり、スパーリングパートナーをやり遂げたスティーブに、チャンピオンからある提案が舞い込む。そしてスティーブは愛する家族のため、そして自身の引き際のために最後の大勝負に出る。


 監督作『憎しみ』でカンヌ国際映画祭監督賞受賞、『アメリ』ではヒロインが恋する相手を演じるなど、幅広く活躍するマチュー・カソヴィッツが、本格的にボクシングに入れ込み、家族のために体を張るボクサーを演じる。


 元WBA世界王者のムバイエが、主人公スティーブがスパーリングパートナーを務めるタレク役を演じ、リアルで臨場感のあるファイトシーンを生み出した。娘のオロール役には、新星ビリー・ブレイン。父へ無垢な眼差しを向ける。


 公開された予告編では、ボクシングの才能がない主人公スティーブが、娘のピアノの才能を伸ばすべくピアノの購入を決意するところから描かれる。チャンピオンの練習台となるスパーリングで、スティーブがボロボロになるまで殴られるさまや、チャンピオンから前座試合のオファーをもらい、試合に挑むさまが映し出されている。(リアルサウンド編集部)