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MotoGP:2019年から空力デバイス付きフェアリングは着脱不可に。FIMが来季施行の規則を発表

2018年07月06日 19:22  AUTOSPORT web

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ヤマハの空力デバイス付きフェアリング
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は、第8戦オランダGPの開催期間中にTT・サーキット・アッセンで技術規則と競技規則に関して協議を行い、2019年に施行する規則を発表。技術規則では、現在主流となっている空力デバイス付きフェアリングのデバイス着脱が不可となった。

 2016年末にウィングレットが禁止となって以来、各メーカーはフロント荷重不足を補うためにダウンフォースを発生させる空力デバイス付きフェアリングの開発に取り組んだ。現在はさまざまな形状の空力デバイス付きフェアリングが登場している。

 この空力デバイス付きフェアリングは、ライダーの好みやコースレイアウトによって空力デバイスの着脱が可能だったが、今回の協議で2019年シーズンからは着脱ができないことが決定した。現状のフェアリングデザインは許可されるが、空力デバイスに関してはフェアリングに固定させなければならいというものだ。

 その他、新規に統一したコントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)の接続レイアウトに関してもFIMは合意している。この規則は、慣性プラットフォーム等のCANデバイスとエレクトロニック・コントロール・ユニット(ECU)の間で行われる情報交換に制限が設定されるというものだ。

 競技規則面では、Moto3クラスの参戦年齢制限に関する規則が変更となった。

 Moto3クラス参戦の最低年齢は16歳と定めているが、Moto3ジュニア世界選手権のチャンピオンに関しては、特例として15歳からの参戦が許可されている。2019年シーズンから施行される規則では、特例がレッドブル・ルーキーズ・カップに対しても適用に。これにより、ルーキーズ・カップでチャンピオンを獲得した15歳のライダーはMoto3クラスへの参戦が許可されことになる。