Bank Band with Salyuの新曲“MESSAGE -メッセージ-”が7月13日から配信リリースされる。
小林武史、櫻井和寿を中心に2004年に結成されたBank Band。7月14日から3日間にわたって静岡・掛川のつま恋リゾート 彩の郷で行なわれる『ap bank fes '18』に出演する。
『ap bank fes '05』で初披露された楽曲“to U”の続編とも言える“MESSAGE -メッセージ-”は、作詞を櫻井和寿といしわたり淳治、作曲を小林武史と蔦谷好位置が手掛けている。今回の発表とあわせてリリックビデオが公開された。
また『ap bank fes '18』のタイムテーブルも発表。チケットは7月14日の前日祭券、前日祭こども追加入場券、駐車券、クローク前売券が発売中で、そのほかのチケットは完売している。
■小林武史のコメント
「to U」の他に何曲かap bankのためにオリジナル曲を作ってきたけど、今年の曲は「to U」と繋がっていくものにならないかなと思っていた。
例えば色んな事が、違う意見や捉え方まで、ただ反発し合うだけじゃなく、繋がっていたり循環していたり、、そんな曲。
もう一つ、ap bankも設立して15年にもなるので、この楽曲にも音楽というか音楽シーンとのつながりや循環を取り入れたいと思っていたということがある。
(これは櫻井くんも当初から賛成してくれていた)なので僕᷿らも随分若く、最近これからの日本の音楽や音楽の未来について᷿く話している仲間(僕らはMUSIC CIRCLEと呼んでいる)のうちの2人でもある蔦谷好位置くんといしわたり淳治くんに最初のアレンジと作詞の相談をした。(結果、Salyuが歌うパートに彼等が作ったメロディや詞が反映されている)
当初、この曲は僕はもう少しスペーシー?なものになるかな、と想像していたのだが、楽曲制作としては途中からの参加になった櫻井くんの生活者に近い者に近い視点が、だんだん不思議な深度を持つようになっていって、結果なんだか不思議な縁をもったような曲になったと個人的に思っている。
今回、制作過程で僕を含めた何人かのプロデューサーのアイディアが加わっていったので、プロデュース表記をMUSIC CIRCLEとしたのは僕の想いからだが、つながりや循環を大切にして来たap bankの代表である僕としても、音楽の中で世代やジャンルを時には超えながら循環を作っていくということに向かって、この楽曲が小さな波紋の始まりの1つになればさらに良いなと思っている。
勿論、何よりも今年のフェスでBank Bandとして演奏出来ることが最高に楽しみだ。そこでの演奏が来年のリボーンアート・フェスティバルで生まれるであろう無数のメッセージとも繋がっていくと思っている。
■櫻井和寿のコメント
「to U」という歌が出来てから、もう13年が経つ。
時間は流れ、僕らを取り巻く環境も、常識も、価値観も、少しづつだけど大きく変わっているように思う。
久しぶりに行われるつま恋開催のap bank fes。
そこに向けた新しい歌は「あれから少しでも 変わってこれたでしょうか?」という言葉ではじまる。
タイトルは「MESSAGE -メッセージ-」。
なんだけど、この曲に僕自身が込めたメッセージはないと言っていい。
暑中見舞いのハガキの片隅に
「P.S. あなたの生活の中のあらゆる場所にメッセージは潜んでいて、だから、ちっぽけに思えちゃいがちなあなたの生活を大事に大事に見つめて下さい。
僕もそうしますね。」
って暑中見舞いのハガキの片隅に書き添えたような、そんな歌です。
ある意味、本当の意味での「to you」と言えるかな(^^)