7月5日、Team KAGAYAMA(チームカガヤマ)が、7月26~29日に鈴鹿サーキットで開催される2017-2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会の参戦体制を発表。ライダーラインアップとともに、総監督にケビン・シュワンツを迎えることが明らかとなった。
2013年には元ロードレース世界選手権(WGP)ライダーであり、1993年500ccクラスチャンピオンであるシュワンツをライダーとして招へいし話題をさらったチームカガヤマ。その2013年鈴鹿8耐はシュワンツに加え加賀山就臣、芳賀紀行の布陣で3位表彰台を獲得した。2018年鈴鹿8耐はレジェンドライダーのシュワンツを総監督に迎え、2015年以来3年ぶりの表彰台獲得、そして初優勝を目指す。
そしてシュワンツ総監督が指揮を執るチームのライダーラインアップは、チーム代表であり全日本ロードレース選手権JSB1000クラス参戦中の加賀山と、2018年からTeam SUZUKI JEG/KAGAYAMA RacingよりRFMEスペイン選手権スーパースポーツクラスに参戦している浦本修充。そして今季より日本のシャシーメーカーとしてMoto2に参戦しているNTSを駆り、世界選手権を戦う21歳のアメリカンライダー、ジョー・ロバーツという顔ぶれ。
チームカガヤマが2018年鈴鹿8耐参戦に掲げるコンセプトは『U.S.A』。参戦チーム名もそれにともない『Team KAGAYAMA U.S.A(チームカガヤマU.S.A)』とし、スズキGSX-R1000 L8とダンロップタイヤのパッケージで挑む。
「2013年にライダーとして共に戦い表彰台を獲得したケビンと、今年は監督として参戦します。ライダーには、8耐初参戦になりますがMoto2からアメリカのジョーが加わります。ケビン監督には、ジョーへの8耐アドバイスやチームへの戦略に入ってもらい、彼の経験値を鈴鹿8耐で存分に活かさせていただきます」
「チームとしては、2年連続トラブルで順位を落とし表彰台を逃すレースをしてしまいましたが、今年こそチームみんなで表彰台に戻りたいと思います。新たなU.S.A.企画に参加してくれた、ケビンとジョーに感謝し、チームスポンサーやファンの方々に喜んでもらえるよう、スズキGSX-R1000に乗り、全力で戦って行きます。今年も応援よろしくお願いします」と表彰台獲得への意気込みを語るチーム代表の加賀山。2018年鈴鹿8耐のピットでも大きな注目を集めそうだ。