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草刈正雄主演映画『体操しようよ』に木村文乃、きたろう、渡辺大知、和久井映見が出演

2018年07月05日 10:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 草刈正雄が7年ぶりに主演を務める映画『体操しようよ』のメインキャストが発表された。


参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/07/post-215982.html”>『真田丸』主人公より父役・草刈正雄の存在感が際立つ理由  “成長物語”としての側面を探る</a>


 本作は、定年退職後、生きがいを見つけられずにいた道太郎(草刈正雄)が、公園のラジオ体操会に参加する様々な人々と出会い、新たな世界を知り、また人生を謳歌していく姿を描いた物語。『ディアーディアー』『ハローグッバイ』の菊地健雄監督がメガホンを取る。


 道太郎の娘・弓子役には木村文乃、真面目だけが取り柄で、38年間無遅刻無欠勤だった堅物な父を、母が亡くなってから健気に支えてきたしっかり者だが、そろそろ結婚の兆しが……という役どころだ。1人残される父の今後を思い、「お父さんが今日から佐野家の主夫です!」と若干スパルタ気味に家事を覚えさせる。


 毎日をなんとなく過ごしていた道太郎がひょんなことから参加する体操会のマドンナ・のぞみ役には、和久井映見。老若男女問わず体操会の人気者だが、ときおり寂しげな表情をみせるのぞみに、道太郎は次第に恋心を抱くように。草刈とはドラマ『動物のお医者さん』(テレビ朝日系)以来15年ぶり2度目の共演となる。


 また、のぞみの人生の転機を作り、明るく、ゆるく体操会をひっぱる会長役にきたろう、道太郎がバイトする便利屋の同僚・薫役に渡辺大知が扮する。


■草刈正雄 コメント
この年になって、道太郎のような新しいタイプの役柄に出会えて嬉しかったです。撮影現場も明るく穏やかで心地よく、共演者の方々と一緒に楽しく力まず自然に演技ができて、この映画にとてもあっている気がしました。人生何かを始めるのに遅すぎることはない、人はいつからでも変われると、この映画を通して感じました。


・木村文乃の印象
意思の疎通がとってもよく取れて、無理なく芝居に取り組めました。心は本当の親娘でした!


・きたろうの印象
この作品にすごくノッてくれていてアドリブも入れてくるのですが、僕の演じた道太郎は真面目なので、真面目に返すことしかできませんでした(笑)


・渡辺大知の印象
音楽をやっている方はお芝居の勘がやっぱりいいですね。とてもナチュラルで感心します。


・和久井映見の印象
好きな女優さんで、また共演したいと思っていたので、非常に嬉しかったです!」


■木村文乃 コメント
(父)道太郎さんと(娘の)弓子さんのやりとりのような、不器用でも、知らんぷりしながらでも、愛おしいと感じて動いたり相手に伝えたりすることがとても好きです。この映画は、特に大人になった親子にご覧いただきたいです。大人になった子供は自分の親に、「人生を楽しんで生きてくれたらいい」ことをなにより望んでいるんだ、と届いたらいいなと思います。


■きたろう コメント
脚本を読んで、「ラジオ体操」という地味なテーマが、素直に人の心を打つ、さりげない感じが素敵だなと思いましたが、撮影中も、小さな役の人も、大きな役の人も、みんなでいい作品にしよう!というチームワークが素晴らしかった。人と人が、実際に会ったり、喋ったりすることが、どんなに素晴らしいか。そしてそれが人生なんだと感じてくれたら、うれしいです。


■渡辺大知 コメント
脚本は、親子の絆であったり、人と人との関わり方を、楽しくも切実に描かれていて、とても好感を持ちました。ぼくは主演の草刈正雄さんとのシーンが多かったのですが、草刈さんの立ち姿、特に物語るような背中がカッコよくて見惚れてしまいました。人間が持っている色んな煌めきに出会える映画になっていると信じております。


■和久井映見 コメント
脚本の父と娘の話、そしてまわりの人達との様々な出来事がそれぞれに影響し合いながら進んでいくかんじが好きでした。現場では、監督、スタッフの皆さんの、仕事に向かわれる中で生まれてくる空気に、何度も背中を押していただいたり、引っ張り上げていただくような感覚がありました。皆さんとの笑いながらの撮影の日々、とっても楽しかったです。この作品の中にある、たくさんの喜怒哀楽、思いやり、人とのつながり、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。


■菊地健雄監督 コメント
人生100年時代の今、60歳はまだ若いほうになりますが、定年、こどもの結婚など変化も多くなります。道太郎は新しい世界に飛び込み、周囲の人に励まされ、時に叱られ、知らず知らず変わっていき、魅力を増していきます。父の第一歩を促す娘の弓子を演じた木村さんとは助監督時代にご一緒していて、芯の強い部分がこの役にとても合っていると思い今回出演をお願いしました。
和久井さんは年齢を重ねても透明感を失なわないところが体操会のマドンナにぴったりでした。道太郎のメンターともなる体操会会長のきたろうさんは、撮影現場でもムードメーカーとなってくださりとても助けられました。また道太郎の30歳年下の同僚を演じた渡辺さんはミュージシャンであり、監督経験もお持ちなので、独特のお芝居をみせてくれました。
第二の人生に差し掛かるリアル世代のご夫婦はもちろんのこと、その世代のご両親をお持ちの若者世代にも楽しんでもらえたらと思います。(リアルサウンド編集部)