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ハミルトン、タイヤのブリスター問題でピレリを批判。「オーストリアにも特別仕様を持ち込むべきだった」

2018年07月04日 14:21  AUTOSPORT web

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2018年F1第9戦オーストリアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
メルセデスのルイス・ハミルトンは、オーストリアGPにはトレッドの薄いバージョンのタイヤを持ち込むべきだったとピレリに批判的な発言を行った。レース中、何人ものドライバーがタイヤのブリスターに苦しんだ。

 ピレリはタイヤのオーバーヒートを防ぐため、スペインGP、フランスGP、イギリスGPでは通常よりトレッドが0.4mm薄いタイヤを使用することを決めた。

 オーストリアには通常の仕様が持ち込まれた。しかし決勝で気温が上がったことで、多数のマシンにブリスターが発生、2回ストップに切り替えざるを得なかった。

 ハミルトンもタイヤに苦しんだひとりで、ピレリはオーストリアにトレッドの薄いタイヤを持ち込むべきだったと考えている。ハミルトンはピットストップのタイミングによってリードを失った後、タイヤに苦労し、2回目のピットストップを行い、最終的にはトラブルによりリタイアした。

「ピレリはもうひとつの仕様を持ち込むべきだった。前戦と同じものをね」とハミルトン。
 
「オーバーテイクしようとしたが、このタイヤではレースができなかった。ライバルたちと戦えるだけの速さはあったが、タイヤが原因で戦い続けることができなかった。それによってバトルを見る楽しみをファンから奪うことになったんだ」
   
「このタイヤにはちゃんと戦えるだけの力がない。残念だよ。ブリスターができて戦い続けられなかった」