音楽に合わせた15秒の動画を投稿できるSNSアプリ「Tik Tok(ティックトック)」。歌やダンスの動画を手軽に投稿できることから若者を中心に人気を集めている。
同アプリの日本版のツイッター公式アカウントは7月3日、「ご利用の皆様への注意喚起」という文書の画像を掲載した。どうやら同アプリの関係者を騙り、動画の作成講座などに勧誘するトラブルが生じているようだ。
「この様なサービスを利用しないことを推奨いたします」
「最近、Tik Tokから許諾を得ていない団体や個人が、Tik Tok関係者を騙ったり、Tik Tokとオフィシャルの契約を締結していないにも関わらず、Tik Tokのブランドを使用し、Tik Tokerやクリエイター、あるいは一般ユーザーの皆様に連絡し、Tik Tokerの育成サービスやタレント契約、オフラインイベントなどへ勧誘するケースが複数報告されています」
「Tik Toker(ティックトッカ―)」とは、同アプリに動画を投稿する人のことを指す。同アプリと契約を結んでいるわけでもないのに、ティックトッカ―向けの講座を開いたり、タレント契約を持ちかけたりしている人がいるようだ。
同アプリは、第三者に権限を与えてクリエイター養成講座などを開くことはないと注意を促している。
「Tik Tokでは第三者の組織や企業に権限を与えて、例えばTik Tokerやクリエイター向け、ダンス、音楽の編集及びビデオの編集などのような育成サービスは一切提供しておりません。第三者の組織や企業が上記のサービスを提供すると宣伝や勧誘などをした場合、Tik Tok側が許諾した正式なサービスではございません。皆様におかれましてはこの様なサービスを利用しないことを推奨いたします」
ティックトックは、中国企業の「ByteDance(字節跳動)」が提供するスマホアプリ。今年2月には、その年の人気アプリを表彰する「App Ape Award2017」でForbes賞を受賞している。