映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』に寄せられたコメントが公開された。
同作は2000年に日本で公開された『第72回アカデミー賞』長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の続編。ギタリストのライ・クーダーがキューバを旅をした際に、92歳のギタリストを筆頭に地元の老ミュージシャンを集めて結成したビッグバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の18年後を追ったドキュメンタリーで、グループで行なうステージ活動に終止符を打つと決めた同バンドの世界ツアー『アディオス』の様子を捉えている。前作で監督を務めたヴィム・ヴェンダースらが製作総指揮を務めた。
映画のオフィシャルサイトでは坂本龍一、村上龍、三浦大知、トータス松本(ウルフルズ)、久保田利伸、宮沢和史(ex.THE BOOM)、加藤登紀子、GOMA、木村充揮(憂歌団)、ホリエアツシ(ストレイテナー)、ピーター・バラカン、みうらじゅん、松江哲明、清塚信也、パラダイス山元、村尾泰郎のコメントを公開。坂本龍一は「当時病気治療中だった僕はオマーラさんの声に泣きました」と述べ、三浦大知は「音楽は愛であり愛は人生である事を、歌で、音で、生き様で奏で続ける姿。何処までも深く悲しく強く儚く美しかったです」と語っている。
あわせて新たな場面写真も公開。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブが笑顔でパフォーマンスを披露するシーンや、舞台袖に立つメンバーの後ろ姿などが写し出されている。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』は7月20日から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
■坂本龍一のコメント
当時病気治療中だった僕はオマーラさんの声に泣きました
■村上龍のコメント
いまだ歌い続けるオマーラ・ポルトゥオンドを見るだけで、「奇跡」です。
■三浦大知のコメント
音楽は愛であり愛は人生である事を、歌で、音で、生き様で奏で続ける姿。
何処までも深く悲しく強く儚く美しかったです。
■トータス松本のコメント
何かもう色々と堪らない映画だった。きっと何回も何回も観ると思う、前作同様。
■久保田利伸のコメント
僕の音楽人生のバイブルに出会った気がする。
■宮沢和史(ex.THE BOOM)のコメント
彼らは一生をかけて音楽を愛しきり そして それ以上に音楽から愛された
■加藤登紀子のコメント
お茶を入れて観始め、観終わった時、一口も飲んでなかった!全てが珠玉の瞬間。
いくつもの美しく詩のような言葉が心に刻まれた。「最期の瞬間までうたっていたい!」
オマーラの言葉にグッと来たわね。
■GOMAのコメント
許されるならば最期まで奏で、歌い続けたいと語る彼らの生き様にとにかく感動しました。僕の人生はこれからだと心の底から元気をもらった。
■木村充揮(憂歌団)のコメント
何処から生まれるの
何処からわいてくるの
悲しみも喜びも
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
歌に踊り
■ホリエアツシ(ストレイテナー)のコメント
キューバの苦難の歴史の中で、彼等は彼等の音楽を誇り、愛した。その音楽は世界中に愛され、やがて歴史をも動かす。
■ピーター・バラカンのコメント
ひょんなことから生まれた大ヒットアルバムによって、音楽活動を離れていたミュージシャンたちが高齢になって浴びた世界的喝采。喜びの涙が出る話です。
■みうらじゅんのコメント
音楽を通して人の人生、何が大切で何が幸せなのかを学んだ。流した涙はとても温かかったぜアディオス人生先輩!
■松江哲明のコメント
老いと死を描きつつもこんなにも清々しいのは、作り手が音楽と映画の力を信じているからだろう。
■清塚信也のコメント
表現とは「技術」ではなく、「生き様」なんだと改めて思い知らされた作品!
観終わった後、どうして音楽が人の心の深いところに届くのか、解ったような気がしました。
■パラダイス山元のコメント
なにを今さらと思われるかもしれないが、この映画を観て「特典航空券」で、初めてキューバへ行くことに決めた。
■村尾泰郎のコメント
キューバ音楽のレジェンド達が帰って来た。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのその後、そして、ルーツを深掘りした本作は、キューバ音楽の魅力に触れる絶好のガイドブック。18年前に彼らに出会ったファンはもちろん、初めて知る人にもぜひ観てほしい。泣けて踊れる映画です。