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築100年の町家をリノベーション、街の活性化を促すホテルが開業

2018年07月03日 17:53  Fashionsnap.com

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商店街 HOTEL 講 大津百町 Image by: 自遊人
雑誌「自遊人」を発行する自遊人が、滋賀県・大津市にホテル「商店街 HOTEL 講 大津百町」をプレオープンした。グランドオープン日は8月10日。


 「商店街 HOTEL 講 大津百町」はホテルを「メディア(=媒体)」と捉え、アイデアやモノ、食、サービスなどのコンテンツをホテルを訪れる人々が体験し発信・拡散する枠組みを担うメディア型ホテル。JR大津駅から徒歩7分の旧東海道と並行するアーケード商店街に位置し、空き家となった築100年以上の7軒の町家がリノベーションされている。「街に泊まって、食べて、飲んで、買って」をコンセプトに掲げ、街を楽しんでもらい消費を促す取り組みや、各地の宿泊税や入湯税と同じように宿泊者1人から150円を宿泊料金に内包し、その総額を商店街に寄付するなど大津の商店街や街全体の活性化を図る。
 客室は、一棟貸切りタイプを5軒と部屋割りタイプ8室の全13室から構成。全室にバス・トイレを完備し、フロントにはコンシェルジュが常駐する。室内にはフィン・ユールやハンス・ウェグナーなどの名作家具を配置。設計は建築家 竹原義二が、庭は荻野寿也景観設計が担当した。朝食ではお茶漬けをアレンジしたメニューや、琵琶湖で採れたコアユやスジエビ、えび豆や湯葉、赤こんにゃくなど滋賀の食材を使用したメニューを提供。2019年4月にはフロント棟「近江屋」で夕食の提供を開始する。
■商店街 HOTEL 講 大津百町住所:滋賀県大津市中央 1-2-6 近江屋(フロント棟)棟数:全7棟 うち5棟貸切タイプ、2棟に8室(1棟3室+1棟5室)客室単価:税別・サービス料込9,900円~(1室2人利用時の1人あたりの料金)電話番号:077-516-7475(10:00~21:00)公式サイト