ピレリはF1第10戦イギリスGPで使用する各チームのタイヤセットを発表した。
今回ピレリが持ち込むタイヤは、イエロー・ソフト、ホワイト・ミディアムと、今季初登場となるアイスブルー・ハードの3種類。各チームは13セットのうち10セットを自由に選ぶことができる。
レッドブルのふたり、バルテリ・ボッタス、セルゲイ・シロトキン、ニコ・ヒュルケンベルグがハードを2セット選択。それ以外のドライバーはハードを1セットのみチョイスしており、全チームソフトよりの選択となっている。
トロロッソ・ホンダとルノーはソフトを最多の10セットチョイス。また、レッドブルはダニエル・リカルドがソフトを8セット選択しているのに対し、マックス・フェルスタッペンはソフトを最少の7セット選択し、チーム内で最も柔らかいコンパウンドの本数を分けている。
ピレリカーレーシングの責任者、マリオ・イゾラは「シルバーストーンは5G以上のコーナリングを要するコースで、タイヤにとっては非常にチャレンジングだ」とし、以下のように続ける。
「このため我々はハードタイヤをデビューさせることに決めた。しかし、今年はコンパウンドが1段階柔らかくなっており、昨年と同等のコンパウンドとなる。また、舗装が新しくなっており、昨年よりさらに速いタイムが期待される」
「しかし、イギリスの天気は変わりやすく、晴れることもあれば大雨が降ることもあり、チームは対策をする必要がある」