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KERA・MAP新作公演『修道女たち』が今秋上演 鈴木杏、緒川たまきら出演

2018年07月03日 11:41  CINRA.NET

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左上から時計回りに鈴木浩介、鈴木杏、緒川たまき、犬山イヌコ、高橋ひとみ、みのすけ
KERA・MAPの舞台『修道女たち』が、10月20日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。

結成25周年を迎えた劇団ナイロン100℃を主宰するケラリーノ・サンドロヴィッチが、同劇団以外の演劇活動の場として2001年にスタートしたKERA・MAP。8回目の公演となる今回の出演者には、約4年ぶりにケラリーノ・サンドロヴィッチ作品に出演する鈴木杏をはじめ、緒川たまき、鈴木浩介、伊勢志摩(大人計画)、伊藤梨沙子、松永玲子(ナイロン100℃)、みのすけ(ナイロン100℃)、犬山イヌコ(ナイロン100℃)、高橋ひとみが名を連ねる。

鈴木杏は「『修道女』というテーマに、凄くワクワクしています。KERAさんの世界の中の修道女って、きっと何か一筋縄でいかない、どうしてもシュールレアリズム的なものになっていくんじゃないかな、というイメージを勝手にしていますが、その変貌をとても楽しみにしております」とコメントを寄せている。

「キュービットクラブ」チケットの最速先行予約は7月11日から受付開始。一般販売は8月25日からスタートする。また11月下旬には兵庫・西宮の兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、12月上旬には福岡・西小倉の北九州芸術劇場 小劇場での公演を予定。

■ケラリーノ・サンドロヴィッチのコメント
宗教とは無縁な私が聖職者の物語を描きたいと欲するのは何故なのだろう。理由はいくつでも挙げられる。
第一に、禁欲的であらねばならぬというのが魅力的。奔放不覊な人間を描くよりずっと面白い。「やっちゃいけないことばかり」というシチュエーションは、コントにもシットコムにももってこいだ。
第二に、宗教的モチーフが、シュールレアリズムやマジックリアリズム、或いは不条理劇と非常に相性がよい。不思議なことがいくら起こっても、「なるほど、神様関係のお話だからな」と思ってもらえる。
時間が無くて二つしか思い浮かばなかったが、かつて神父を登場人物にした舞台をいくつか描いてきた私が、満を持して修道女の世界に挑む。しかも複数だ。修道女の群像劇である。どんなテイストのどんなお話になるかは神のみぞ知る。ご期待ください。

■鈴木杏のコメント
KERAさんの作品にまた出演させて頂ける事が光栄でとても嬉しいです。どこまででもついて行く気持ちで、沢山KERAさんに遊んでもらえるような良い素材でいられたらな、と思っています。
「修道女」というテーマに、凄くワクワクしています。KERAさんの世界の中の修道女って、きっと何か一筋縄でいかない、どうしてもシュールレアリズム的なものになっていくんじゃないかな、というイメージを勝手にしていますが、その変貌をとても楽しみにしております。