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西島秀俊×佐々木蔵之介 かわぐちかいじ原作映画『空母いぶき』場面写真

2018年07月03日 11:41  CINRA.NET

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『空母いぶき』 ©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ
映画『空母いぶき』の場面写真が公開された。

『ジパング』『沈黙の艦隊』などで知られるかわぐちかいじの同名漫画をもとにした『空母いぶき』。国籍不明の船団による突然の発泡や日本領土の占拠といった未知の事態に、航空機搭載護衛艦「いぶき」を中心とした護衛群艦隊が立ち向かうというあらすじだ。

監督は『ホワイトアウト』『沈まぬ太陽』の若松節朗。脚本は『機動警察パトレイバー』シリーズの伊藤和典と『亡国のイージス』の長谷川康夫が担当し、企画には『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の福井晴敏が参加している。空母いぶき艦長・秋津竜太を西島秀俊、空母いぶき副長・新波歳也役を佐々木蔵之介が演じる。

公開された場面写真は、CICと呼ばれる「いぶき」の戦闘指揮所を背景に、西島秀俊演じる秋津、佐々木蔵之介演じる新波の姿を捉えたもの。秋津は航空自衛隊の出身でありながら、能力を買われて「いぶき」の初代艦長に抜擢されたという経歴の持ち主で、平和のためには武力の行使も辞さないというスタンスのキャラクターだ。一方の新波は生え抜きの海上自衛隊所属だが、秋津に艦長の座を譲っているという立場であり、あくまで防衛に徹することを信念としている。2人は防衛大学校時代の同期でもあるという設定だ。場面写真とあわせて、西島と佐々木によるコメントも発表された。

■西島秀俊のコメント
秋津は常人にははかり知れない部分を持った人物なので、一つのことが起きたときの周りとのリアクションの違いというものが、かなり大きく出ていると思います。ただ、誰にも見えていない未来を予測して、その瞬間ごとに次の行動を決めていくという役は、演じていて思った以上に自由で楽しくて。そんな秋津に対して、新波を演じる蔵之介さんが人間の気持ちの根っこにあるものを一手に引き受けてくださっているからこそ、僕も安心して羽ばたくことができる。そんな二人の人間ドラマを通して、あらためて戦争のない未来を考えるきっかけになるような作品になったら素晴らしいと思います。

■佐々木蔵之介のコメント
何よりも【命】というものを念頭に置いて演じています。人命救助を第一に考えれば、今の秋津と新波にとって艦長と副長という立場の違いはあまり問題ではないと思うんです。防大でお互いに切磋琢磨しながら高め合った過去があってこそ現在の二人がいるわけですし、命を助けたいという思いは同じであるはずなので。西島君は常に先を見ていて物事に動じないところが秋津らしいと思いますね。秋津はあまり言葉を発しない分、新波とともにその目を見ながらいろいろ想像する楽しみがある。各人の言動に思いを馳せながら、観終わって映画館の外に出たとき、平和であることの意味を感じてもらえたらいいなと思っています。