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NYを拠点に活動、写真家 杉浦邦恵が日本初の大規模個展を開催

2018年07月02日 22:12  Fashionsnap.com

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《電気服にちなんで Ap2, 黄色》 2002年 黄色で調色されたゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
東京都写真美術館で、写真家 杉浦邦恵による日本初の大規模個展「杉浦邦恵 うつくしい 実験 ニューヨークとの50年」が開催される。会期は7月24日から9月24日まで。

 杉浦邦恵は1942年名古屋生まれ。お茶の水女子大学物理学科中退後、21歳で単身渡米。シカゴ・アート・インスティテュートを卒業後にニューヨークに移り住み、現在に至るまでチャイナタウンのスタジオで創作活動を続けている。表現としての写真の可能性にいち早く注目し、写真と絵画を融合させるなど実験的な手法を取り入れた作品群で知られている。
 今回の個展では1960年代後半からシカゴやニューヨークで作品制作を続けてきた杉浦の活動を通して、時代背景と美術・写真の歴史の変遷を紹介。シカゴ・アート・インスティチュートでの学生時代の作品群をはじめ、感光材をキャンバスに塗って白黒写真のイメージを定着させるフォト・キャンバス、フォトグラム作品、アーティストや科学者などのポートレートシリーズ、日本で撮影したデジタルプリントによる最新作など約75点が展示される。
 期間中、担当学芸員によるギャラリートークや杉浦邦恵によるレクチャー、杉浦とゲストを迎えた対談などの関連イベントが開催される。
■杉浦邦恵 うつくしい 実験 ニューヨークとの50年会期:2018年7月24日(火)~9月24日(月・振休)会場:東京都写真美術館 2階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内開館時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日が休館)公式サイト