2018年F1オーストリアGP決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンは2位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=2位
スタートでの蹴り出しは良かったのだが、2台の間に挟まれてしまい、こっちを見ていてくれよと祈りながらも、結局は接触を避けるためにスロットルを戻すしかなかった。これで勢いとスピードを失い、ターン1で彼らにチャレンジするチャンスもなくなったんだ。あれがなければ、トップに立てていたかもしれないと思うと残念だ。
1周目にはいろいろなことが起きたが、しばらくすると状況は落ち着いた。今日はタイヤマネジメントが大きな役割を演じた。全開で行くべき時と、大事を取るべき時の見定めが難しかった。どちらのスティントも最初が少しトリッキーで、タイヤを機能させてグリップを得るのに苦労した。でも、いったんタイヤに熱が入った後は、最後までずっと良かったよ。
もちろん、マックス(・フェルスタッペン)に追いつきたいとは思っていたが、タイヤのスイッチが入るのが遅すぎたのだと思う。こっちにも速さはあったのに、レースの残り周回数が足りなかった……。言うまでもなく、勝ちたいと思っていたし、全力でトライしてベストを尽くした。それでも十分ではなかったということだ。今日良かったのは、チームとしてしっかりとした仕事ができたことだ。充実したいい週末だったよ。