ワールドカップの盛り上がりが佳境だ。予選リーグを突破した日本は、7月3日午前3時からベルギー戦を控えている。
セネガル戦やポーランド戦のように、これまでは日本時間深夜に始まる試合が多かったが、ベルギー戦は更に遅い時間のキックオフになる。万全の体制で試合を楽しむために、試合当日の3日に有休を取得するサッカーファンも多いようだ。
「あ!有給水曜間違った火曜ベルギー戦だ」うっかり間違える人も
ツイッターでは、グループリーグ突破が確定した6月29日から「無事ベルギー戦翌日の有給ゲット」「ベルギー戦のため火曜日の午前有給を取得」といった声が出始めた。
「誰か一緒にサッカー見ませんか? 7/3有給取ったんで」
「7/2はサッカーのために翌日有給とりました…絶対リアルタイムでみたいし翌日働きたくない」
試合直前の2日には、
「明日を午前休にして頑張って起きている作戦をとるか、今日定時きっかりで帰って2時半くらいまで寝て起きる作戦をとるかで悩みながら『サッカーの応援の為有給休暇をつかいます』ていう旨の書類にハンコ押してる」
というツイートもあった。
ベルギー戦は開始時刻が深夜のため、うっかり「あ!有給水曜間違ったああああああああ 火曜ベルギー戦だ」と、誤った日付で申請してしまう人もいた。
「サッカー休暇」定める企業は「勝敗に関わらず明日は休み」
「ワールドカップ休暇欲しい」、「サッカー観戦休暇ほしい」という声も出ているが、社員が心置きなく試合を楽しめるよう、実際にこうした休暇制度を設けている会社もある。
ウェブマーケティングを手がけるジオコードでは、2006年から「サッカー休暇」を設けている。ワールドカップやオリンピックなどサッカー日本代表の試合がある場合、社内観戦イベントに参加した社員を対象に、引き分け以上で次の日が休み、もしくは半休になる制度だ。
同社広報担当者によると、今回のワールドカップでは、
「コロンビア戦は9時開始だったので適用はありませんでしたが、セネガル戦は0時開始だったので、試合終了後に帰る社員にはタクシー代を出したり、遠方の社員にはホテル代を支給したりしました」
と言う。ベルギー戦は午前3時キックオフのため、試合当日の7月3日が休みになる。決勝トーナメントの今回は、勝敗に関わらず休みになるそうだ。
「今の所、観戦イベントには26人が参加希望を出しています。最終的には30人くらいになると予想しています」
日本がベルギー戦を突破した場合、準々決勝は7月7日午前3時キックオフ。7月2日23時開始のブラジル対メキシコ戦の勝者が相手になる。