トップへ

元「ネーム」清水則之が新ブランド、オーラリー運営会社から

2018年07月02日 12:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ウェルダー」デザイナー 清水則之 Image by: FASHIONSNAP.COM
「ネーム(Name.)」の元デザイナー 清水則之が手掛ける新ブランド「ウェルダー(WELLDER)」が、2019年春夏シーズンにデビューする。


 清水則之は群馬県出身で、文化服装学院卒業後いくつかの企業でパタンナーとして活動。2010年に「ネーム」を設立し、2018年春夏シーズン終了後に同職を退任した。
 「ウェルダー」ではヘリテージ素材やディテールを着想源に、独自の感性と厳選したオリジナルファブリックを使用したアイテムを展開していく。運営は「オーラリー(AURALEE)」や「キャプテン サンシャイン(KAPTAIN SUNSHINE)」などを展開するクリップクロップ。新ブランドの立ち上げについて清水は「会社の体制が変わり、方向性の違いから前職を離れました。クリップクロップは以前から取引があった会社で、相談した際に『ここで新たにやってみないか』と声をかけて頂いたことが始まり」と経緯を話す。ブランド名は、「溶接士・溶接工」を指す「Welder」に着想。「ネーム」では若い層にターゲットを絞っていたのに対し、「ウェルダー」では幅広い層に提案できるアイテムを製作していくという。
 デビューシーズンは「ミニマルコレクティブ」をテーマに掲げ、ユニセックスアイテムを中心に、ウィメンズやメンズのアイテム約70型を製作。生地問屋であるクリップクロップの強みを活かし全ての素材を糸の段階からオリジナルで作り上げ、一宮や浜松のウールと打ち込みの良いコットン素材など天然素材にこだわった。清水は「クリップクロップが扱う生地は様々な卸先で評価が高い。ブランドにとって強みですが、ただ切り口自体はオーラリーやキャプテン サンシャインとは違ってくると思います」とし、素材を軸にしながらも2ブランドとは異なるアプローチでデザインしていくという。デビューコレクションは7月17日に展示会形式で発表する予定で、清水は「まずは国内での認知を上げていくことに注力したい」と意気込みを語った。
■問い合わせ先WELLDER電話番号:03-6455-7905メール:info@wellder.jp公式サイト