2018年F1オーストリアGP決勝で、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは8位だった。
オーストリアの週末、プラクティスから縁石にヒットしてフロントウイングを破損するアクシデントが続き、アロンソが予選でフロントウイングにダメージを負った後、最新型がすでにない状態だったという。そのため、チームは旧型のウイングを装着したということで、アロンソはこのウイングは2017年仕様のものだと語っている。
決勝に向けて予選とは異なる仕様のものに変更したことで、パルクフェルメ規則に反することになり、アロンソはピットレーンからスタートしなければならなくなった。チームはアロンソのフロントウイングとピトー管を交換するとともに、3基目のMGU-Kを搭載した(本来ならこれにより10グリッド降格ペナルティが科される)。
■マクラーレンF1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝8位
すごくうれしい。今日はポイントを獲得できるとは思っていなかった。うれしい驚きだ。
おかしなレースだった。ピットレーンからスタートしたから、序盤数周を終えた時点でもまだ19番手だった。トラフィックに引っ掛かり、自分のペースで走れなかった。それに、今日装着したウイングは昨年型のものだった。だからこれを他の空力パッケージとともに走らせたらどう機能するのか、予想できなかったんだ。
熾烈なレースで、路面温度が高かったから、皆、タイヤのブリスターに苦しんだ。でも僕はうまくタイヤを管理して走ることができたので、それが好結果につながった。
ポイントは、頑張ってきた皆にとって素晴らしいご褒美だ。でもこれからも改善するため努力し続けなければならない。次はチームにとってホームグランプリだ。シルバーストンではもっと強さを発揮できるよう、準備を整えよう。
(marcaに語り)やるべきことをやり遂げた。入賞を目指して走り、チームのためにポイントをつかむことができた。難しいレースだった。序盤はトラフィックに苦労した。でも他のマシンはリヤタイヤのブリスターに苦しんだのに僕らは問題なかった。そのおかげでポジションを上げていくことができた。
なぜ問題なかったのか、僕らと他のチームとの間に何か違いがあったのかを調べる必要がある。でもとにかく、今日ポジションを上げることができたのは、タイヤをうまく使えたことが理由だと思う。
(昨年型のウイングを使ったことについて)このウイングがどう機能するのか全く分からなかった。去年のものだから、セットアップも分からなかった。今季のマシンにこのウイングをつけたのは初めてだったんだ。手探りの状態だったが、結果的にはすべてがうまくいった。チームが夜の間に頑張って、レースに向けて準備してくれたおかげだ。