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スーパーGT:小林可夢偉「来るまで勝てると思ってなかったのが本音」/GT500優勝会見

2018年07月01日 22:21  AUTOSPORT web

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優勝会見に出席したDENSO KOBELCO SARD LC500の小林可夢偉とヘイキ・コバライネン
7月1日にタイ・ブリーラムで行われたスーパーGT第4戦タイの決勝レース。戦いを終えてスーパーGT500クラスを制したDENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンと小林可夢偉が優勝会見に出席し、勝利の喜びを語った。

DENSO KOBELCO SARD LC500
ヘイキ・コバライネン
「いいレースだった。カムイさんと勝ててうれしいよ。ジェットコースターのようなシーズン序盤だった。岡山は悲惨な結果だったけど、富士は素晴らしく、そして鈴鹿は悲劇的な終わり方だった」

「ここでいい成績を出すために懸命に作業をしてきたし、マシンに進歩も多かった。この週末、マシンは素晴らしいパフォーマンスを発揮していた。タイヤに関してはほかのレクサスとは違う選択をしていて、どっちが良かったのかはわからないけど、ペースに大きな違いはなかったと思う」

「予選結果を踏まえてコース上でのポジションを優先することにした。だから今日の結果は重要だし満足している。それと同時にセキグチさんやTOM'Sの結果は残念に思うよ。彼らは素晴らしいレース運びをしていて、表彰台にふさわしい戦いぶりだったからね。モータースポーツは時に非情な結果に終わるものだ」

「ポイントランキングトップになったけど、今の時点でそのことに大きな意味はないと思っている。今後数戦の目標はポイントを積み重ねて、ランキング上位の集団に残り続けること。鈴鹿でポイントを逃しているからね。今回の結果は予想以上だけど、スーパーGTは最終戦でチャンピオンが決まるシリーズだから」

「マシンはどんなコンディションでも速さを発揮するし、チームも素晴らしい仕事ぶりだ。カムイさんも初めてのサーキットで難しい状況だったと思うけど、素晴らしいパフォーマンスだった。パッケージ全体として機能していると思うよ」

小林可夢偉
「初めてのサーキットなので、(現地に)来るまでは勝てるとは正直思ってなかったのが本音です。前回の鈴鹿では予選でも決勝でも走っておらず、富士は欠場。岡山でしかレースをしていなかったので、このクルマとはずいぶんご無沙汰でした」

「そういう意味では勝てたことはうれしいし、チームが頑張ってくれたという感謝の気持ちでいっぱいです」

「(au TOM'S LC500関口雄飛とのバトルでは)ラッキーなことに僕のほうがターン1で速くて。だから抜かれなかったというのがひとつ。あと彼のほうがコーナーが速いことは分かっていたんですけど、運が悪く、嫌なところでトラフィックに詰まっていて。僕も雄飛がトラフィックに引っかかるようなタイミングで(GT300を交わすように)やっていました」

「最後単独で走っていると、そこまでタイム差はなかった。正直タイは初めてでどこまでリスクを背負っていいのか分からなかった。どんな状態でもポイントを持ち帰ることが目標だったので、リスクを取らずにGT300を処理していました」