2018年F1オーストリアGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは12番手、ブレンドン・ハートレーは19番手だった。
ハートレーはQ1で敗退、ガスリーはQ2に進出したものの、2回目のアタックで自己ベストタイムを更新することができず、約0.2秒差でトップ10入りを果たせなかった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
テクニカルディレクター ジェームズ・キー
昨日の結果から予想していたとおり、我々がいる中団はかなりの接戦だった。ハースは週末を通して速く、中団争いをリード、それ以外のチームが彼らの後ろの位置を争う展開になった。短いサーキットなのでタイム差が非常に小さく、戦いは熾烈だった。
FP3ではブレンドンのマシンのバランスは良好だったが、ピエールの方はいまひとつで、改善する必要があった。予選に向けてどの程度進歩する必要があるのかは分かっており、少しずつまとめていくことができた。
Q3進出が簡単ではなかったのは確かだが、不可能ではなかったと思う。0.2秒でポジションが大きく変わると予想しており、まさにそのとおりの結果になった。ピエールの2回目のランでタイム更新を果たせなかった。だが彼は今日のパッケージの力をめいっぱい引き出したといっていいだろう。これが今日の限界に近かったと思う。前の(エステバン・)オコンとの差は0.03秒、10番手まで0.2秒弱だったから、残念だった。
トップ10のすぐ後ろで、決勝スタート時のタイヤを自由に選べる。金曜の走行から考えて、我々は決勝で10位以内を狙えるポジションにいると思う。
ブレンドンはFP3でかなり向上した。最後列グリッドという結果になったが、あとコンマ2、3秒速ければポジションは大きく違っていただろう。