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AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2018スーパーGT第4戦タイ GT300予選レポート

2018年07月01日 00:11  AUTOSPORT web

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ARTA BMW M6 GT3
ARTA Project

2018 AUTOBACS SUPER GT
Rd.4 タイ

GT300予選レポート

ウェットを上手く使ってQ2進出5位、その後失格車出て明日は3位から

 予選開始直前のスコールにより15分開始が遅れたQ1。ショーン・ウォーキンショーがアタックを担当した。午前のセッションはドライコンディションだったが、ショーンはセットを合わせきれてないと感じていたので雨の予選を望んでいた。希望通り雨が降ったのでショーンはQ1を上位で突破するべく、コースインしていった。ショーンは見事なコントロールでQ1を4番手で終えた。

 Q2を走る高木真一は500クラスの午前のセッションとQ1のタイム差をチームに確認してきた。高木はそれを聞いてコースのコンディション変化を知ろうとしていた。落ち着いてコースインしていったが、うまくペースを上げる事が出来ない車両に引っかかり、なかなかタイムアップが出来なかった。前車との間合いを空けて、セッション終盤にタイムアタックに入っていった。クリアラップは取れたものの、5番手のタイムを出すのが精一杯だった。しかし、予選終了後の車検で上位2台の車が失格になり、55号車は明日3番手からスタートすることになった。

土屋圭市アドバイザーのコメント
「ウェイトも積んでいるから、このポジションは上出来じゃないかな?上位2台が失格になったのが驚いたけど、チャンピオンシップをリード出来るように明日は結果を出したいね」

安藤博之エンジニアのコメント
「去年のタイと今年のコンディションを合わせてセットを進めていきました。パフォーマンスは良かったと思います。Q1は雨でしたが、昨年の雨のデータがあったのでそれを参考にしてショーンにアタックしてもらいました。ドライバーも車もパフォーマンスが良かったので、4番手のタイムを出す事が出来ました。Q2はドライで午前のセットアップをベースにしましたが、雨上がりなのでそれに合わせてセット変更をしました。ポジションは5番手だったので、良いパフォーマンスを引き出す事が出来たと思います。昨年もペースは悪くなかったので上位に入れるように準備したいです」

高木真一選手のコメント
「去年と同じコンディションで最初雨が降ったものの、車のセットが悪くないという事をショーンがQ1で証明してくれました。Q2はドライになったものの、メカニックがすぐにドライセットにしてくれました。わずかではありますが、気温などの問題もあり、若干コントロールするのが難しかったです。チャンピオンシップを考えると最低限のポジションは確保出来たと思います。明日は表彰台を狙えるように頑張ります」

ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「予選はそれほど悪くなかったね。皆んなタイヤを暖めるのに苦労したけど、車はとても速かったです。ボク達の車はドライコンディションで少しコントロールが難しいけど、高木さんはそんな状況でも見事なコントロールをしてくれました。明日は表彰台を目指して頑張りたいと思います」