6月30日にタイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われたスーパーGT第4戦の公式予選。セッションを終えて、スーパーGT500クラスのポールポジションを獲得したMOTUL MUGEN NSX-GTの武藤英紀と中嶋大祐が予選の戦いをふり返るとともに、決勝への展望を語った。
MOTUL MUGEN NSX-GT
武藤英紀
「ひさしぶりのポールポジションですごくうれしいです。すごく難しいコンディションだったんですけど、Q1を中嶋(大祐)選手がすごく綺麗にまとめてくれ、彼のアドバイスを受け、アタックしました」
「多少(路面が)乾ききっていないところもあったんですが、ヨコハマタイヤさんがすごいグリップの高いタイヤを用意してくれたので、なんの問題もなく全開で走りきることができ、ポールを取れました」
「すごくうれしいです。TEAM MUGENもすごく素晴らしい仕事をしてくれたので感謝しています」
「ポールポジションからのスタートなので、当然逃げ切りたいと思ってます。ただ、そんなに簡単に行くとも思ってないので、ちゃんとこの後決勝に向けたクルマ(のセッティング)をもう一回チームと話し合って、まとめる必要があると思っています」
中嶋大祐
「Q1はまずウエットから始まったんですけど、ウエットタイヤあまり調子が良くなくて、厳しいなと思っていましたが、まあ運よくというかスリックタイヤを使えるようなコンディションになってきて」
「それでも何が起こるか分からない状況だったんで難しかったんですけど、なんとかQ2につなぐことができて、Q2では本当に武藤(英紀)さんがクルマとタイヤの力を絞り出してくれたという感じで、ポールポジション獲ってくれて非常に感謝しています」
「チームにもヨコハマタイヤさんにも去年からずっと苦戦してきて難しいレースが多かったんですけど、まずはここでポールポジションを獲れるところまで、みんなと力を合わせて獲ることができたので、すごくうれしいです。でも、明日がレース(本番)なので気持ちを切り替えてまた明日頑張りたいと思います」
「予選の結果は、すごい良かったんですけど、僕たちは決して予選のタイム重視でタイヤを選んだわけではないです。このコースではテストができていないですし、やっぱり未知数な部分が多くてどうなるか分からないですけど、まずは第1スティント(の周回)を伸ばせれば。それがすごい重要になるんじゃないかと思っています」