人材企業レファミーは6月29日、転職に関する調査結果を発表した。調査は今年6月にインターネットで実施し、20~30代の転職経験がある男女361人から回答を得た。
これまでの転職回数を聞くと、最も多かったのは「1回」(38.5%)。次いで「3~4回」(26.8%)、「2回」(23%)、「5~10回」(8.9%)と続き、「10回以上」という人も2.8%いるようだ。
転職時に持っておきたかったスキル「語学」「コミュニケーション能力」
転職にあたって利用したサービスを聞くと1位は「転職サイト」(32.7%)だが、2位が「知り合いの紹介」(19.6%)となっている。他にも「企業への直接応募」(16.9%)、「エージェントからの紹介」(11.6%)、「転職イベント」(8.3%)と続く。他にも「ハローワーク」「求人誌」という人もいた。
転職するにあたって最も重視することを聞くと、1位は「給与」(63%)だった。2位以降「社内の雰囲気」(35%)、「自分のスキルや能力を伸ばせるだけの環境かどうか」(34%)、自宅からの通いやすさ(33%)、「やりがい」「休暇日数」(29%)と続く。
男女別に見ると両者ともに最も関心が高かったのは「給与」だが、次いで男性からは「自分のスキルや能力を伸ばせるかどうか」、女性からは「自宅からの通いやすさ」が挙がった。
転職時に「持っておいたらよかった」と思うスキルは「語学系」「PCスキル(エクセルなど)」「コミュニケーション能力」「仕事の経験」が挙げられた。資格については「TOEIC、英検」「簿記」「普通自動車免許、大型自動車免許」「福祉、医療系の資格」「秘書検定」などが出ている。
一緒に働いてみたい芸能人、男性は「サンドウィッチマン」の傾向?
ちなみに一緒に働いてみたいお笑い芸人を聞くと、男女ともに1位は「内村光良(ウッチャンナンチャン)」。2位以降、男性は「伊達みきお(サンドウィッチマン)」「富澤たけし(サンドウィッチマン)」「タモリ」「明石家さんま」「松本人志(ダウンタウン)」が上位5位に入る。
女性は1位は「カズレーザー(メイプル超合金)」で、2位以降は「伊達みきお(サンドウィッチマン)」「設楽統(バナナマン)」「明石家さんま」となっている。
同社は、日本は終身雇用の考え方が強く、世界と比べて生涯の転職回数が少ない国といわれているとし、「『転職』と聞くと『今の社会が嫌だから』といったネガティブな理由を思い浮かべる人が少なくないようです」と指摘している。