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三越伊勢丹が2週間早い夏セール開始、新宿店に約4千人が行列

2018年06月29日 14:52  Fashionsnap.com

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三越伊勢丹が6月29日の今日、夏のクリアランスセールを開始した。例年の7月中旬から約2週間前倒しでの開催となる。伊勢丹新宿店には30度に近い炎天下のもと、開店待ちの列は10時の開店時刻には4,000人に達した。昨年の行列人数6,400人に対し、今回は約4割減。広報担当者は「他社との分散を想定していたので、人数は想定通り」と述べている。

 本館の先頭客は午前5時、メンズ館は7時半ごろから並び始めた。メンズ館に8時ごろから並んだという男性客は、セールの前倒しについて「ほかの百貨店などと時期がかぶるが、今日まとめて回ることができるのはいい」と支持。本館パーキング側玄関の列先頭の女性は、「娘が結婚することになり顔合わせ用の服を買いにきた」と新百合ヶ丘の自宅を6時すぎに出たという。開店待ちの人たちには、暑さを考慮してうちわ状にしたチラシが配られ、日傘などで暑さをしのぐ姿が多く見られた。
 開店後は本館2階の婦人靴売場や3階「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」などを中心に客が集まり、特設会場が設けられた「サカイ(sacai)」や、「プラダ(PRADA)」の1階バッグ売り場では入店待ちの列ができた。メンズ館では、例年通り1階の小物売場や、2階インターナショナルクリエイターズフロアが賑わいを見せた。
 三越伊勢丹は、春物や初夏物を売るにあたって、より顧客のニーズに合わせるため今回セールを前倒しした。また、月末のプレミアムフライデーでの早帰りを想定し、セール開始日を通常の水曜日から金曜日に変更。7月末には盛夏物や晩夏物を対象にしたセールを別途予定している。