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宮藤官九郎、矢田亜希子、吉村界人らが出演 『連続ドラマW コールドケース2』第1弾ゲスト発表

2018年06月29日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 WOWOWプライムで今秋放送される『連続ドラマW コールドケース2~真実の扉~』より、シーズン2で描かれるエピソードと第1弾ゲストが発表された。


参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2017/09/post-102710.html”>単なる“リメイク”に終わらない! 独自の“強度”を持った『連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~』の魅力</a>


 本作は、ジェリー・ブラッカイマー製作総指揮で2003年から2010年まで全7シーズンにわたりアメリカ・CBSで放送され高視聴率を記録したドラマシリーズを、神奈川に舞台を置き換え制作した日本版の第2シリーズ。吉田羊演じる主人公の女性刑事・石川百合ら、未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描く。


 第1話のサブタイトルは『学生運動』。時代は1971年にさかのぼり、物語は横須賀港で繰り広げられる米原子力潜水艦寄港反対デモでの機動隊と学生による激しい攻防戦から始まる。学生運動の中心人物の1人である青年が47年の時を経て白骨遺体で発見され、石川率いる捜査一課の再捜査が開始する。三浦友和演じる捜査一課のボス・本木が頼りにする元公安刑事であり、現在は警察学校の教員を務める杉崎雄一役を橋爪功が演じ、47年前の若者たちが熱を帯びた時代について語る。また、学生運動に人生を捧げるも葛藤する青年・橋本誠司役を若手俳優・吉村界人が演じる。


 第2話のサブタイトルは『名前のない殺人者』。自ら捜査一課に出頭し、22年前の殺人を告白した謎の男・藤原寛治役を宮藤官九郎が怪演。次々と挑発を繰り返し、捜査一課の面々を振り回す役どころだ。


 第3話のサブタイトルは『PKO』。2007年イラク派遣の任務中に事故に遭い、車いす生活を余儀なくされた自衛官・野々宮一希役を萩原聖人が演じる。一希の帰国後、謎の死を遂げた妻・野々宮恵理役を矢田亜希子が演じ、萩原とは5年ぶりの夫婦役共演を果たす。


 そして本シリーズでは新たな人物が登場。シーズン1の最終話で犯人を撃ち殺し、心に傷を負った主人公の石川や恋人を自死で失った高木信次郎(永山絢斗)の心のケアを担当する警察病院のカウンセラー・朝倉弘人役に若葉竜也が決定。


 また、放送日も決定。10月13日より毎週土曜22時から全10話で放送される。


■キャストコメント一覧
●橋爪功
今回の物語の舞台になっている1970年代は、私にとっても青春真っ只中で、色々なことを想い出し、懐かしい気持ちになりました。
今回、本当は学生時代も自分で演じたかったのですが、そこはお声がかからなくて、ああ、もう自分は若い年齢の役がとっくに出来なくなってしまったのだと悔しい気持ちでいっぱいです。


●吉村界人
僕が演じた橋本は、確固たる何かが自分の中で掴みきれなくて、迷っている人物で、自分ももし1970年代に生きていたら、同じように迷っていただろうなと共感出来ました。この時代の一人一人がしっかり目的を持って生き、熱を持っている、その感じが好きでした。
そしてコールドケースの現場はスタッフ全員がモノづくりにストイックな姿勢で素晴らしい現場でした。16ミリフィルムでの撮影も凄くて、常に緊張感があり、その真剣さに常に汗をかいてました。


●宮藤官九郎
シーズン1を観て、これはどうやって撮ってるんだろうと興味津々でしたが、今回参加してみて、なるほど、要するにドラマのスケジュール感で映画を撮っているんだな、と合点がいきました。作り込みは映画のクオリティ、でもスケジュールは連続ドラマ並みにタイト。監督の要求に応えるスタッフさんの熱量がすごかったです。
淡々と演じるという点では解釈の相違は無かったのですが、それにしても設定が特殊なので、自分なりに理解しようとして、途中で軽く悩みました。あと、吉田羊さんの説得力にずいぶん助けて頂きました。


●萩原聖人
しっかりと野々宮一希というひとりの男の人生を生きることが出来た作品です。スタッフやキャストの温かさに包まれて、12月撮影という寒い中、半袖で夏設定のシーンを乗り切ることが出来ました。どんなに世界平和をうたっていても、実際に戦地に行った当事者にしかわからない苦労というものは確実にあり、情報を鵜呑みにすることなく、ちゃんと自分で見極めなければならないんだと感じた作品です。


●矢田亜希子
コールドケースは、前シーズンも全て観ていたし、とっても好きな作品だったので、まずは出演できたことが嬉しかったです。また、波多野監督とも一度ご一緒してみたいと思っていたので、今回、それが叶って幸せでした。
共演の萩原聖人さんとは2度目の夫婦役で、お互いを知っていたことは、やりやすさに繋がりました。俳優として尊敬する先輩と改めて組ませていただけたことは本当に光栄なことで、すごく感謝しています。
出来上がりが本当に楽しみです。


●若葉竜也
前作のシーズン1を見ていたので今回、参加できると聞いた時、すごく興奮しました。
吉田羊さんをはじめ共演したいキャストばかりでしたので、とても刺激的でしたし、三浦友和さんとは今回で3回目の共演でしたので、またご一緒できて嬉しかったです。
今の自分の年齢でこうしてこの作品に参加できたことは俳優として自分の大きな財産になると思います。


(リアルサウンド編集部)