新しいデザイン語法を採用した初のモデル、第三世代の『メルセデス・ベンツCLS』 流麗でダイナミックなクーペスタイルと、サルーンの快適性と機能性を融合した“4ドアクーペ”という新しいセグメントを創出したメルセデス・ベンツの意欲作『CLS』が第三世代にフルモデルチェンジ。メルセデス・ベンツの新しいデザイン語法を採用した初のモデルとして、6月25日から発売開始となっている。
この3代目『CLS』は、前傾したフロントエンドや低い位置に設けられた幅の広いヘッドライト、Sensual Purity(官能的純粋)というデザインの基本思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭などが特徴。すでにワールドプレミアを終え、今後日本市場にも登場する予定の『Aクラス』などにも展開されるメルセデス・ベンツの新しいデザイン語法を初めて採用した、デザインコンシャスなモデルとなっている。
歴代CLSでも特徴的なシルエットを持っていたサイドビューでは、緩やかにアーチを描く高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、そしてそれらにより創出される細いサイドウィンドウにより、エレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出。またこちらも伝統に則り、先代までと同様にクーペモデルに共通するサッシュレスウィンドウを採用している。
またインテリアも最新のメルセデス流儀に従い、2枚の高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素に。
インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るべきさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備え、その表示デザインはクラシック、スポーツ、プログレッシブの3種類の中から好みで設定可能となっている。
さらに最大の特徴として、新機能の“イルミネーテッドエアアウトレット”を備え、64色から選択可能なイルミネーションが送風口の内側に仕込まれており、未来的な雰囲気を演出すると同時に、エアコン温度を上げる操作を行った場合にはアンビエントライトが赤く、温度を下げる操作を行った場合には青く光るなど、操作内容が直感的に感じられる機能も備えている。
また、ステアリングには手を放さずにナビゲーションの操作や車両の設定などが行える“タッチコントロールボタン”や“アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)”も備えるなど、操作性の向上も実現した。
先代までクーペ、シューティングブレークのボディ展開のうち、クーペが4名、シューティングブレークが5名だった乗車定員はこのモデルから5名となり、バックレストは40:20:40の分割可倒式を採用。容量490~520リッター(VDA方式)の大型トランクをさらに拡大することが可能となるなど、日常の利便性にも配慮されている。
エンジンには、Eクラスから採用された最新の2リッター直列4気筒クリーンディーゼル(194PS/400Nm)を皮切りに、Sクラスから搭載された、バランスに優れコンパクトな新型直列6気筒エンジンとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V(ボルト)電気システムなどの新技術を搭載するM256エンジンも用意。
直列エンジンの採用によりエンジン左右のスペースに補器類を配置することが可能になったことに加え、従来はエンジン回転を動力源としていたエアコンディショナー、ウォーターポンプなども電動化されたため、エンジン前部のベルト駆動装置が不要となり、よりコンパクト化を実現。
エンジンとトランスミッションの間に配置されたISGは最高出力16kW 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねており、回生ブレーキによる発電を行うことで約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。低回転時にはその電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現。再始動時にもエンジン振動のない快適なパワートレーンとなっている。
もちろん、メルセデス最新のインテリジェントドライブ、テレマティクスの"Mercedes me connect"も全車標準となり、価格は2グレード展開で799万~1038万円となっている。
メルセデスコール:0120-190-610
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