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福山潤があんな声を!? 萌えゼリフ連発でファン沸かした「変態音響監督」イベントレポ【インタビュー付き】

2018年06月28日 18:33  アニメ!アニメ!

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福山潤があんな声を!? 萌えゼリフ連発でファン沸かした「変態音響監督」イベントレポ【インタビュー付き】
6月26日、東京・お台場にあるヴィーナスフォート教会広場にて「変態音響監督プロデュース 妄想トークライブ」が開催された。
これは、ニッポン放送でオンエア中の『ミューコミ+プラス』(毎週月~木曜 24:00~24:53)の人気コーナー「変態音響監督」と、開局20周年を迎えるアニメ専門チャンネル・アニマックスによるコラボレーションによるトークイベントだ。

この日はそれに先駆けたプレイベントということで、番組MCであるニッポン放送吉田尚記アナウンサーと、ゲストとして声優・福山 潤が登場。平日の夕方という時間帯にもかかわらずに訪れた熱心な来場者がステージ前を取り囲む中で、公開トークを繰り広げていった。


ちなみに「変態音響監督」とは、吉田アナがリスナーから寄せられたセリフを即興で演出して、ゲスト声優に演じてもらうというもの。
妄想を最大限に膨らませて生み出される萌えシチュエーションを、声優たちが戸惑いながらも演じる様子が“ごく一部の方”(吉田アナ談)にとっては、身悶えするほどの人気を博している。


イベント前半は、吉田アナと福山によるゆる~いトークが展開。時節柄なサッカーの話題(両者ともフワッとした興味)から、メロンパンのどの部位が好きかといった話題が、両者の軽妙なトークと時折のダジャレにて転がされていくと、来場者からは自然と笑顔がこぼれていた。


後半となりメインコーナーの開始が告げられると、来場者からは大きな拍手と歓声が沸き起こる。これまでも5年間の間に名だたる声優たちが「疲れた顔をして帰っていきました」(吉田アナ談)というコーナーだけに、福山は「オレになんの恨みがあるんだ」と苦笑いしつつも、全力で演じようという気構えを見せる。


吉田アナによる事細かな妄想演出を受けた福山が、年下の義理の妹を抱きしめる義兄や、バーでMな彼女にささやくドS男性、ネコ(?)などを演じるたびに、女性来場者からは「キャー!」という歓声や、「はぁ……」というため息混じりの声が上がり、生配信のコメントはまたたく間に増加。
気がつけば、あっという間の1時間が過ぎてイベントは終了した。






なお、11月24日に開催されるイベント本番に参加するには、7月31日までにアニマックスに加入して公式サイトから応募する、またはツイッターでの企画参加が必要。さらなるゲスト声優も控えていて、もしかしたらここでしか聴けない掛け合いがあるかも……とのことなので、ふるって応募したい。

→次のページ:イベント終了後の福山 潤に単独インタビュー


――イベントを終えての感想をお聞かせください。

福山
大変楽しかったです! こういった来場者以外の皆さんも観覧できる場所でトークをさせていただく機会ってあまりないことなので。
見に来てくださっている方は当然僕らの話を聞いてくれますけど、通りすがりの方たちがどういったワードなら引っかかるのかを気にしていました。イベント後半には立ち止まって見てくれる方々もいましたね。
イベントの内容そのものは、吉田さんとのフリートークとコーナーの実演と少なかっただけに、1時間という時間を雑談を含む贅沢な使い方ができました。なので、イベントとしてはたいへん楽しいものになったと思います。

――変わったシチュエーションでの変わったイベントでした。

福山
そうですね。ラジオ番組でのゲストコーナーだと20分程度、大きなイベントだといろんな声優が出演したりコーナーの多さがあって、2人だけのトークだけで1時間というのはすごく珍しいんです。
吉田さんは手練の方ですので、お互いの話題なんかを気を使わずに話せました。
初めて挑んだ「変態音響監督」のコーナーは、恥ずかしさと面白さがないまぜになる感じを含めて、自分自身も楽しめました。


――ステージから見える人たちのリアクションを確認していましたか。

福山
ステージのすぐ隣がレストランだったりしたので、どういうふうに見ているのかは気になりましたね。
ステージ前から笑い声がすると、ちょっと視線が向いたりとか。言葉の楽しさがあると若干興味を示してくれたりするので、こういった場所でやらせてもらえる意義があったかもしれませんね。

――お客さんが目の前にいることでのやりにくさはありましたか?

福山
ことさら恥ずかしさを感じるよりは、面白くできるかということに意識は向いていたので迷いはなかったですね。むしろ、(イベントのために来場した)お客さんも一緒になって楽しもうという空気を出してくれていたので、どういう場所でもホームですね。ファンミーティングに近い感覚で、気負いみたいなものはなかったです。

――今回は11月のイベント告知を兼ねたプレイベントでした。

福山
11月の本番は「変態音響監督」のコーナーのみでやるということで、ちょっと「どうかしている!」と思うんですよね(笑)。
ネタや演出次第で、大ハネすることもあるだろうし、僕らが頑張らなければいけないかもしれない。ほかの出演者の方が誰なのかを含めて、コーナーの中でどうすればより面白くできるのかを考えたいと思います。

――イベントにはどんなセリフの応募があるとうれしいですか?

福山
企画の趣旨が、“リスナーさんが応募したセリフを吉田さんがどう変化させるか”なので、そこの変化がよくわかるとうれしいです。
また、その枠に捕らわれないで「ただこれを言わせたい」というのもアリだと思います。深夜ラジオのネタ的な突拍子もないセリフなんかも折りませながら、いろんなバリエーションで演じられれば面白いと思います。それを吉田さんがどう料理して僕にパスを出してくるのかも楽しみです。

――個人的に「こんなセリフを言ってみたい」という希望はありますか?

福山
文言そのものよりは、思ってもいないような言葉と演出との掛け合わせがあると面白いなと思います。ステージ上で「臥薪嘗胆」という言葉を選んだのも、四字熟語だって演出次第では面白くできる。
ほかにも「必殺技風に」という演出だって考えられるし、80年代風、90年代風でまた演じ方が違う。なので、リスナー、演出、演者が“面白くするための相互の関係”を成り立たせられたらいいですね。

――ちなみに、これまでの仕事で音響監督に言われて印象的だったことはありますか?

福山
本当にいろんな音響監督さんがいて、指示出しもまちまちなんです。例えば「今の演技は赤だから、青が欲しいんだ」と色に例える方もいらっしゃれば、ガヤの笑い声がほしいときに「ミネソタの農夫の笑い声がほしいんだ」と言われたこともあります。そういった色付けは吉田さんにかかっているので、11月のイベントを楽しみにしています。