MotoGP第8戦オランダGPを前に、ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾが意気込みを語った。
■ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング7位)
イタリアGPでドゥカティ移籍後初優勝を達成すると、続くカタルーニャGPで2連勝を飾りランキング7位へと浮上したロレンソ。
アッセンでは125cc時代の2004年に1勝、250cc時代の2006年と2007年に優勝を経験しているが、MotoGPクラスで優勝したのは2010年のみ。2013年には金曜日のフリー走行で転倒、左鎖骨を骨折したが、その日の内にスペインのバルセロナに戻り、緊急手術を受けて、日曜日の決勝に臨み、5位に入賞した経験を持つ。
ドゥカティ移籍1年目の昨年は、MotoGPワーストグリッドとなる21番手からスタート、15位に入賞した。アッセンでどんな走りを見せるか注目が集まる。
「ムジェロとカタルーニャで2連勝できたことは素晴らしいことだが、チャンピオンシップはまだまだ続くので、アッセンを含む全てのタイプのコースで速いことを示さなければならない」
「アッセンはおそらく僕たちにとってベストなサーキットではないかもしれないが、競争力があると確信している。全てのグランプリが重要であることを認識し、全てのレースに取り組まなければならない」
「現時点でタイトルについて考えることは重要ではない。これまでの仕事を続け、常に自信を持つことが重要だ。アッセンは歴史のあるコースで、ここでレースをすることはいつも特別だ。例年、天候が重要なファクターになるので、それを考慮する必要がある」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGPクラスランキング8位)
カタルーニャGPで転倒リタイアに終わり、今シーズン3回目のノーポイントレースを喫してしまったドヴィツィオーゾ。そのためランキング4位から8位に後退してしまったが、ランキング4位とのポイント差は7ポイント。
アッセンのMotoGPクラスでは優勝経験こそないものの、2011年にホンダで3位、2012年にヤマハで3位、2014年にドゥカティで2位と、3メーカーのマシンで表彰台獲得経験がある。昨年のオランダGPでは5位に入賞。
「カタルーニャGPのようにリタイアに終わったレースの後、気持ちを入れ替えるには数日が必要だが、今回もそうだった。レースを慎重に分析し、何が起こったのかを理解する機会があったので、次のグランプリに集中している」
「あらゆる状況にはポジティブな側面があり、ホルヘのような競争力のあるチームメイトがいて、次のレースに向けて明確なアイディアがある」
「過去数年のレースでは常にスピードと競争力があり、アッセンでこれまで以上に強くなるために、落ち着いて集中しなければならない」