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前回6時間待ちを記録したチームラボの"没入空間"が進化して登場

2018年06月27日 19:33  Fashionsnap.com

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DMM.com子会社のPLANETSとチームラボによる施設「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」が7月7日、新豊洲駅前にオープンする。一般公開に先駆けて6月27日に内覧会が行われ、発表会にはゲストとして北野武が登場した。

 同施設は、お台場で2016年夏に47日間限定で開催された「DMM.プラネッツ Art by teamLab」を進化させたもの。総敷地面積を約3,000平方メートルから1万平方メートルに拡大し、"超巨大没入空間"と称し他者と共に身体ごと入り込める作品を新作含む7つラインナップする。オープン期間は2020年秋までを予定している。
 暗い入り口を進むと、まず「坂の上にある光の滝」と題した"滝"から水が流れるゆるやかな坂が現れ、鑑賞者は水の上を歩いていく。続く「やわらかいブラックホール」ではビーズクッションのような柔らかい地面の部屋が登場する。
「坂の上にある光の滝」
 光の点が広がる「The Infinite Crystal Universe」では、鑑賞者がスマートフォンや設置されているタッチパネルで"宇宙の要素"を選ぶことにより、空間がインタラクティブに構成されていく。膝の高さまで張られた水の中を歩く作品「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」は、水面に光で映し出された鯉が人にぶつかることによって花の映像に変化し、人の動きによって作品が変化する。新作「変容する空間、広がる立体的存在 - 自由浮遊、3色と新しい9色」は、光を発する球体で埋め尽くされた空間。鑑賞者が球体を叩いたり衝撃を与えることで光の色が変化し、室内の風と気圧変化によって自由に球体が動き空間の形状を変える。
「The Infinite Crystal Universe」
「変容する空間、広がる立体的存在 - 自由浮遊、3色と新しい9色」
 2年前の「DMM.プラネッツ Art by teamLab」は約21万人を動員し、6時間以上待ちを記録した。PLANETSの野本巧代表は会期終了後すぐ、より多くの人に作品を体験してもらうために新たな施設の計画を始めたという。発表会には野本代表のほか、チームラボの猪子寿之代表と、「DMM.プラネッツ Art by teamLab」のCMに出演した北野武が登場した。北野は作品「やわらかいブラックホール」を例に、「自分の身体の言うことが効かない、という子ども時代を思い出すリアルな体験ができた。現代版お化け屋敷と思ってください」とコメント。年間の来場者数は約150万人を目指す。また、チームラボの所属するニューヨークのペース・ギャラリー(Pace Gallery)と共にニューヨークでの施設立ち上げ計画を進行しており、来年頃の開業を予定している。
■チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com所在地:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYOオープン日:2018年7月7日(土)時間:平日 10:00~25:00/土日祝 9:00~25:00※最終入場 24:00公式サイト