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“テニス界の女王”セリーナ・ウィリアムズが語った「スゴ腕の女性像」

2018年06月27日 13:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『Instyle』誌の表紙を飾ったセリーナ(画像は『Serena Williams 2018年6月26日付Instagram「I’m really excited to be on the August cover of @InstyleMagazine…」(Photography: @RobbieFimmano)』のスクリーンショット)
“テニス界の女王”セリーナ・ウィリアムズが、このほど米ファッション誌『InStyle』の表紙を飾った。同誌8月号では「The Badass Women」を特集しているが、セリーナはこの「The Badass Women」や、また自身の思う「“Badass”な女性セレブ」についてインタビューで語った。

米ファッション誌『InStyle』8月号で堂々の表紙を飾ったセリーナ・ウィリアムズ。この号では表紙にあるように「The Badass Women」を特集している。

“Badass”という英語のスラングは「タダ者ではない!」と思わせるスゴ腕の人物や大胆不敵な性格の人間などを指す言葉で、主に男性を形容する言葉として使われることが多い。『InStyle』誌ではこの言葉をあえて女性に使用し、パワフルな女性達に注目した。その栄えある「The Badass Women」の代表として、セリーナ・ウィリアムズが表紙に登場したというわけだ。

昨年9月にレディット(Reddit)の共同創業者アレクシス・ オハニアン氏との間に第1子アレクシスちゃんが誕生したセリーナ。昨年1月に妊娠中という事実を隠したまま、全豪オープンでグランドスラム・トロフィーを抱えていた姿が記憶に新しいが、あれは彼女の中で最高の「The Badass Women」ムーブだったと振り返っている。

さらに出産後はわずか5か月でコートに復帰するという超人ぶりで人々を圧倒したセリーナだが、「当初はロッカールームで搾乳して、胸の張りがおさまってから試合に臨んでいた」ことを明かした。

そんな「The Badass Women」の代表格とも言えるセリーナだが「あなたから見た“Badass”は?」という質問には、ビヨンセやリアーナ、そしてキャサリン妃の名前を挙げている。産後7時間のスピード退院やパーフェクトなヘア&メイク、そして何よりもハイヒール姿で世界中に美しい笑顔を振りまいたキャサリン妃は「タダ者ではない!」と敬服したという。

また「“Badass”になるための要素は?」と問われたセリーナは、「自信を持ち、堂々と自分らしく振舞うこと」と答えている。続けて「周りの意見に惑わされることなく、自分や他人のために毅然とした態度を貫ける人」こそが、セリーナにとっての“Badass”だという。理不尽な扱いに「それは間違っている」と言える勇気を持ち、性的被害を受けた経験を「#MeToo(私も)」と声をあげた女性達はみな“Badass”だと語った。

根っからの負けず嫌いのセリーナは、どんなときも一生懸命だ。テニスプレーヤー、自身のファッションブランド「Serena」のデザイナー、そして間もなく生後10か月を迎えるアレクシスちゃんの母親―いくつもの顔を持つセリーナだが、常に“ベストな自分”であり続けるために努力を惜しまない姿こそ、正真正銘の“Badass”の象徴だと言えそうだ。

あの“テニス界の英雄”ロジャー・フェデラーに「史上最高のテニス選手」と言わしめたセリーナ。現地時間7月2日に開幕する「ウィンブルドン選手権」でも、その活躍に期待がかかっている。

画像は『Serena Williams 2018年6月26日付Instagram「I’m really excited to be on the August cover of @InstyleMagazine…」(Photography: @RobbieFimmano)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)