最近、目立つ"自称コミュ障"の人たち。「恋愛はする意味がわからないし面倒臭い」「友達付き合いは疲れるだけ」など、他人とのコミュニケーションを苦手としていることを自分の個性かのように"わざわざアピールする人"も多い印象だ。
自称コミュ症の本人たちは深刻に悩んでいるのかもしれないが、他人から見たら「それは甘えているだけでは?」という場合もある。(文:みゆくらけん)
自分がブスだと思われているのではないか、と気にしてしまう
6月25日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で話題になっていたのは、毎日新聞に掲載された悩み相談の記事。内容は36歳で2人の子どもを持つ既婚女性の「人間関係がうまく築けない」というもの。
女性は自分の容姿にコンプレックスがあることから、昔から誰かと話していても「きっとこの人はブスだな、デブだなと思いながら話しているんだろうな」などと相手の気持ちを変に深読みしてしまう癖があるのだとか。また、仲良くなりたいと思う気持ちが強すぎて相手との距離の取り方を間違い、踏み込み過ぎてしまうとのことで、
「親友と呼べる人もいません。親友を作るにはどうしたらいいでしょうか」
と悩んでいる。
本人は至って本気で悩んでいるのかもしれないが、マツコ・デラックスは「ただのワガママ女」だと分析。
「ブスだったとしてもデブだったとしてもそれを選んだ男がいて2人も子どもを作れたわけじゃない?」
と説明し、「その上に、昔からの人間関係がうまくいってなかった話を引き合いに出して『親友がほしい』っていうのは聞き様によってはただのワガママな女だよね」とコメントしていた。
「今、築いているものに自信を持たないと旦那さんにもお子さんにも親御さんにも失礼」
司会のふかわりょうが「極度に自信がない方なのかな?」とつぶやくと、
「極度に自信がない人は結婚して子ども2人作れていないと思うの」
と即答した。
確かにマツコのいうように、本当に自己肯定感が低く、そのせいで他人とのコミュニケーションがうまくいかない人というのは誰かと結婚したりするのは困難かもしれない。この女性の場合はそこをクリアできているわけで、さらに「親友が欲しい」というのは贅沢な悩みということか。
さらにマツコは「今、築いているものにちょっとは自信を持たないと旦那さんにもお子さんにも親御さんにも失礼」だと指摘し、「それで親友が欲しいっていってるのってちょっと甘えていると思う」と続けた。
株式トレーダー・若林史江も「まさにそうだと思う」とマツコに同意し、「(この女性は)仮に親友を手に入れてもまた多分違う物を欲して(しまう)。今あるところをちゃんと見て、自分って本当に不幸せなのかを見ればきっと違う考え方になるのかなと思う」とコメントしていた。
ちなみに、先日のガールズちゃんねるのトピック「コミュ障改善法」でも、大学3年生の女性が「昔から話をするのが下手なせいで友達が少なく彼氏が出来てもあまり続かない」と訴えていたが、集まったコメントは一発目から「彼氏出来たならコミュ障にはなりません」というもので、多くの人がそれに共感していた。