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雑貨展開も、サンヨー・エッセンシャルズがリニューアル

2018年06月26日 14:32  Fashionsnap.com

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2018年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP
三陽商会が、コーポレートブランドとして位置付ける「サンヨー・エッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」をリニューアルした。ブランド名を「エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)」に変更し、服を中心としたラインナップから雑貨を含めたトータル展開を2018年秋冬シーズンからスタートする。

 サンヨー・エッセンシャルズでは、メイド・イン・ジャパンにこだわった"品格あるベーシックな服"を追求。S.ESSENTIALSの「S」はSANYO SPECIALITYの「S」で、リニューアル後もその哲学を引き継ぎつつ、同社が75年間の歴史の中で培ってきたパターンや縫製などの技術力を結集したアイテムを展開していく。担当者は「新ブランドを立ち上げるという思いで取り組んできた。2019年までに売上2億を目指す」とコメントしている。
 2018年秋冬コレクションでは、縫い代がなく、フラットな仕上がりになるTPS縫製を採用したコートや、羊に優しい飼育方法によって生産されたミュールジングフリーウールのニット、植物由来の染料を重金属などを使用せずタンパク質を定着させる技術を用いたボタニカルダイで染めたシャツなどを展開。価格帯はコートが6万4,000円~18万円、ジャケットが3万2,000円~5万4,000円、シャツ・ブラウスが1万3,000円~2万6,000円、ボトムスが1万6,000円~2万7,000円で、クリーニング店「リブレ ヨコハマ(LIVRER YOKOHAMA)」の洗剤や飛松陶器の花瓶やコップなどセレクトしたケア商品や雑貨も販売する。
 またこれまではEコマースを主体としてきたが、商品の品質を手に取って確かめてもらいたいという思いから店舗販売にも注力。9月25日には日本橋高島屋 S.C.に単独店を出店する予定で、目黒のシェアオフィス「ザ・ワークス(THE WORKS)」のデザインやインテリアを手掛けたLINE-INCの勝田隆夫 代表監修のもと、森林保全団体モア・トゥリーズ(more trees)と協業して制作した什器やラックを配し、くつろぎの空間を演出するという。