映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』の日本版予告編および場面写真が公開された。
同作は、デボラ・モガーが「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という思いから執筆した原作を映画化したもの。チューリップの希少な品種の球根1個が邸宅1軒分の価値に相当し、世界最古の経済バブル「チューリップバブル」がピークを迎えていた17世紀のオランダを舞台に、修道院から豪商コルネリスの元に嫁いだソフィアと無名の画家ヤンの許されざる恋を描く。
年の離れたコルネリスと結婚するもヤンと恋に落ちるソフィア役にアリシア・ヴィキャンデル、ソフィアとの未来のために希少なチューリップの球根に全財産を投資するヤン役にデイン・デハーン、ソフィアの肖像画を制作するためにヤンを雇うコルネリス役にクリストフ・ヴァルツ、チューリップを栽培する修道院の院長役にジュディ・デンチがキャスティング。脚本はとトム・ストッパードと原作者のデボラ・モガー、監督はジャスティン・チャドウィックが手掛けた。
予告編では白熱するチューリップのオークションの様子や、ソフィアとヤンのキスシーン、「すべてをバラしますよ」と詰め寄られるソフィアが「何が望み?」と返答する場面、ヤンが修道院の院長に「チューリップで一儲けしたい」と相談する姿などが映し出されている。また場面写真では、ソフィアが1輪のチューリップを手にヤンの絵のモデルを務める姿や、ヤンの人差し指を手に取るシーンが確認できる。
『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』は10月6日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。前売チケットには「高級チューリップ」のイラスト入りの一筆箋が特典として付属する。