子ども達を厳しくしつけスターに育て上げたものの、「マイケル・ジャクソンに与えた心の傷はトラウマ級に酷かった」と報じられてきた父ジョー・ジャクソン氏。そのジョー氏も現在89歳、最近では体調をたびたび崩しており、家族も「余命は短い」とメディアに認めた。
先日、
マイケル・ジャクソンの兄ジャーメイン・ジャクソンが『Daily Mail』の取材に応じ、年老いた父ジョー・ジャクソン氏についてこう述べた。
「もう余命は長くないんだ。家族で床に臥せた父の側にいてあげる必要がある。父に残された日々、僕達はただそうしてあげたいと思っているんだ。」
そんなジョー氏は「末期がん」とも報じられており、かなり弱っていることは間違いないようだ。それをジョー氏も十分承知しているのであろうか、このほど夕日を眺めて佇む自身の写真をTwitterにアップし、このように綴った。
「今まで多くの夕日を見てきた。今後私が夕日を見る回数は、これまで見た回数に及ぶことはあるまい。」
「時が来れば日はのぼる。そして自分がどう望もうが、時が来れば日はやはり沈むものなのだ。」
ジョー氏が体調を崩ししばらく経つというが、最近では「私の医療記録は家族に見せないでほしい。そして訪問も断ってくれ」と周囲に語っているのだそう。しかし数日かけて交渉した結果、妻キャサリンさんと娘2人、そして孫娘の訪問は許可したとのこと。先日はラスベガスで再会を果たしたとも伝えられている。
なおジョー氏は糖尿病を患い、さらに認知症を患っているという報道もある。また家族との関係は決して良くなかったとされるジョー氏だが、それでもやはり父は父。先日はジャネット・ジャクソンが音楽授賞式に登場し、ジョー氏に対して以下のような感謝の言葉を贈っていた。
「私の父は…私の素晴らしい父は、私が“最高の自分”になるようにと駆り立ててくれたのです。」
これまでの関係がどうであれ、残された日々を過ごす父を見守ることしかできない家族はどれほど辛いであろう。最期が近いと悟り覚悟を決めているとみられるジョー氏だが、残された日々が心穏やかで満たされたものであるよう心から祈りたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)