2018年F1フランスGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは4位だった。
■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位
少しガッカリしていることは言うまでもない。ポディウムを逃したのは残念だ。4位より上に入ってもおかしくない速さがあったことは確かで、マックス(・フェルスタッペン)ともいいバトルができたはずだ。原因はまだ不明だが、レース中にフロントウイングにダメージを負っていたんだ。
ピットストップまでは、スーパーソフトでとてもいいペースで走れていた。ルイス(・ハミルトン)はメチャメチャ速かったから、彼と対等だったかどうかは分からないけど、キミ(・ライコネン)を徐々に引き離し、マックスに追いついているように思えた。ところが、ピットストップの2周ほど前に、フロントウイングの左側が壊れてしまった。すぐにアンダーステア傾向になったのを感じたよ。自然に壊れたのか、僕がデブリか何かをヒットしたのかは分からない。でも、とにかく破損していることは、ピットストップの時にメカニックが確認した。
そして、ピットストップの後、今度はフロントウイングの右側の同じ部分も壊れた。このダメージのおかげでダウンフォースを失い、クルマはアンダーステアになって、タイヤを傷めてしまった。レース終盤にはキミがあの勢いで迫ってきたし、ブルーフラッグのタイミングも最悪だったけど、いずれにせよこっちは手負いだったんだ。今日はかなりイケそうだっただけに残念だ。
明るい面を見るとすれば、まずまずのポイントを稼ぐことはできた。でも、4位より上に行ける速さがあったのは間違いない。とにかく不運だったね。