インディカー・シリーズ第10戦ロード・アメリカの予選が23日に行われ、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンがポールポジションを奪った。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、0.03秒差でQ3進出を逃し7番手から決勝レースに挑む。
ウィスコンシン州エルクハート・レイクにある1955年設立のロード・アメリカで開催されているインディカー第10戦。
初日トップのニューガーデンはこの日も継続して速さを披露する。
二組に分かれて総合が行われる予選Q1。グループ1は、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がトップ通過。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)はラストアタックで3番手に入りQ2へと進出する。
グループ2は、ロバート・ウィケンス(シュミット・ピーターソン)がトップ。ニューガーデンは2番手、琢磨も5番手で通過する。
12台で争うQ2。残り時間が少なくなるなか、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)がラストアタックでトップに。そのタイムをニューガーデン、さらにライアン・ハンター-レイが上回り、最後はロッシがトップを奪ってファストシックスに進出する。
琢磨もラストアタックでタイムを更新するも1分43秒1108と6番手のパワーに0.0363秒差及ばず。7番手でQ2敗退となった。
ポールポジションを争うファイアストン・ファストシックス。ホンダ勢を抑え、チーム・ペンスキーの2台がフロントロウを奪う。ポールポジションは、1分43秒2026を記録しニューガーデンで今季3度目。パワーは0.0482秒差で2番手に。ハンター-レイが3番手となった。
「できるクルマを持ってるのはいいね。金曜日からスピードを持っていたのです、やり遂げることができて良かった。ひとつの目標だったからね。賢く、最初の数周をクリアして、タイヤをマネジメントし、燃費を節約し、コーションがでたらスマートに。僕たちが明日持つものが見えるだろうね」とニューガーデン。
2番手のパワーは、「近づくことができよ。ずっと離れていたからね。最後のアタックはすべてを出しました。フロントロウはサプライズだよ。僕たちは、毎週末ごとにフロントロウをキープしている。ポールではないけど、ハッピーだ。けど、ほんの500分の1秒差だよ。ほとんど完璧なラップができたけど、ジョセフ(ニューガーデン)はすごいアタックラップを見せた。僕が持っていたすべてを出していたね」とコメント。
7番手となった琢磨は、「トップ6からわずかの差だったので、競争力があることを示せました。ロード・アメリカでは最高の7番手からスタートすることはとてもうれしいですね。長いレースですし、レースに強いクルマを持っていると思うので、いい結果を期待しています」と決勝への意気込みを語っている。