2018年F1フランスGPの金曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=8番手/2=10番手、ブレンドン・ハートレーはフリー走行1=15番手/2=15番手だった。
ガスリーが2回のセッションともにトップ10内で終えたことをホンダはポジティブにとらえている。一方FP2終盤にハートレーはパワーユニット関連の問題によりマシンをストップ。金曜の時点で公式には原因など詳細は明らかにされていない。ハートレーは現時点でパワーユニットのすべてのエレメントをシーズン内の最大基数まで使用しており、新たなエレメントを導入する場合はグリッド降格ペナルティを受けなければならない。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行ってきたシミュレーションと実際の走行データとの相関が取れているかどうかについてでした。
午前は初走行ということもあり、PUとしてはエネルギーマネジメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています。
母国グランプリとなるピエールがいいペースで走行を続けていたことは前向きにとらえていますが、FP2の最終盤にブレンドンのPUにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因と、PUが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のPUオペレーションを決めていきます。