6月22日、スーパーGT GT300クラスに参戦するModulo Drago CORSEは、8月24~26日に開催される『サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レース』に向け、第3ドライバーとして今季GT500クラスでKEIHIN NSX-GTをドライブする小暮卓史を起用すると発表した。
かつてチームメイトとしてTAKATA童夢NSXを駆り、2015年にはDrago Modulo Honda Racingで監督&ドライバーとしての間柄だった道上龍と小暮卓史の組み合わせが復活することになった。今季初開催される鈴鹿10時間に向け、道上が代表兼ドライバーとして率いるModulo Drago CORSEが、小暮を第3ドライバーとして起用することになったのだ。
今季、Modulo Drago CORSEはGT300クラスにホンダNSX GT3で参戦を開始し、道上のチームメイトとして若手注目株の大津弘樹を起用。高い順応力をみせ、第2戦富士では早くもポイントを獲得している。今回の小暮の加入は、1戦だけとは言え大津にも好影響を与えそうだ。
「まず小暮選手の起用に際し、KEIHIN REAL RACING様、本田技研工業様、他関係各社様にご承諾頂きましたことを感謝致します。小暮選手は、同社が運営していた『Drago Modulo Honda Racing』に2015年に在籍し、さらにかつて長きに渡り僕のチームメイトだったこともあり、チームにとっても僕自身にもゆかりのあるドライバーです」と語るのはチーム代表の道上。
「そして、今シーズンはスーパーGT開幕戦においてGT500クラスでポール・トゥ・ウインを飾るなど、実績、経験ともに豊富なドライバーです。小暮選手が加わり、長く厳しいであろう10時間のレースも力強く戦い抜けると確信しています。ファンの皆様に良いレースをお見せすることができるように、チーム一丸となって優勝目指して頑張ります」
また、ひさびさにドライバーとして道上と組むことになった小暮は「鈴鹿10時間耐久レースにModulo Drago CORSEの第3ドライバーとして起用していただけたことを、大変うれしく思います」と語った。
「道上選手とは2005~09年までGT500クラスのチームでコンビを組ませいただきました。常に良き先輩であり、今回ひさしぶりにまたドライバーとして一緒に戦えることになり、ワクワクしています」
「また、大津弘樹選手は今年期待の若手ですが、道上選手に導かれる彼の姿を見ながら、かつて自分もそうだったことを思い出すことになると思います。道上選手とチームの力になれるように、精一杯頑張ります。ファンの皆様には熱い応援をお願いします!」
小暮が語るように、勝手知ったる道上と新旧師弟のトリオがどんな戦いをみせてくれるだろうか。ファン待望の道上と小暮のコンビ復活、そして大津という3人は注目のトリオと言えそうだ。
鈴鹿10時間 Modulo Drago CORSE参戦体制
マシン:Modulo KENWOOD NSX GT3
カーナンバー:34
監督:チョン・ヨンフン
ドライバー:道上龍/大津弘樹/小暮卓史