6月21~23日にベルギーで行われるイープル・ラリーに、WRC世界ラリー選手権でランキング首位につけるティエリー・ヌービルが参戦。チャリティーカラーをまとったヒュンダイi20 R5をドライブする。
母国ベルギーで行われるイベントに、ヌービルは精神疾患などに苦しむ子どもたちを支援するチャリティ『レッド・ノーズ・デイ(Red Nose Day)』の一環として参加。マシン全体に赤いマスコットキャラクターが描かれたi20 R5をドライブする。
ヌービルはWRC公式サイト『WRC.com』に対し「ラリーを戦っていると、このスポーツに対して強い情熱を持っている多くの子どもたちに出会う機会がある。そんな子どもたちに対して、挑戦すればいろいろなことができるというメッセージを届けたいんだ」とコメントしている。
「実現できない夢や目標はないんだ。時には、目標実現にリソースが必要になるかもしれないし、時にはプロフェッショナルのサポートが必要かもしれないけどね。レッドノーズデーを通じて精神疾患を抱える子どもたちを支援できることをうれしく思う。こういった行いはもはやタブーではないはずだから」
チャリティーでは、ヌービルのコドライバーとして事前テストに参加する権利やヌービルがレッキ(下見走行)で使用するマシンに登場する権利、VIP観戦チケットなどをセットにしたオークションも行われ、あるラリーファンが3600ユーロ、約45万円の入札で権利を獲得したとのこと。
21~23日に行われるイープル・ラリーにはヌービルのほか、ケビン・アブリング(シトロエンC3 R5)、ブライアン・ブフィエ(シュコダ・ファビアR5)といったWRC参戦ドライバーも出走する。