トヨタにとって通算20回目の挑戦となった2018年のル・マン24時間レースが6月16~17日、フランスのサルト・サーキットで開催され、第86回大会の決勝レースでセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタTS050ハイブリッドが歴史的な勝利を飾った。悲願達成から3日が経ち、日本のモータースポーツファンの間でも未だに熱が冷めやまぬなか、20日、チームの拠点であるドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)に優勝マシンが帰還を果たした。
僚友のマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドとともに24時間レースを戦い抜き、見事ワン・ツー・フィニッシュを飾ったTOYOTA GAZOO Racing。そんなチームの前線基地であり、現場のオペレーションを担うTMGにフランス、ル・マンから決勝後そのままの状態で運ばれた8号車トヨタと優勝トロフィーを乗せたトランスポーターが到着した。
公開された写真では、大勢のスタッフが集まるなかで姿をみせたトヨタ初のル・マンウイナーに拍手が贈られる様子や、間近でマシンを写真に収める光景、また巨大な優勝トロフィーを村田久武TMG社長やチームディレクターのロブ・ルーペンらが室内のコレクションエリアに運ぶ様子が覗える。
このときの様子をTMGのスタッフがFacebookなどのSNSに投稿しており、そのメッセージには「ハードワークと努力の末に、優勝マシンとル・マン勝者の証がTMGに戻ってきた。この瞬間を長い間待っていたんだ!」と綴られていた。