サッカーW杯が始まり、テレビ観戦に勤しむ人も少なくはないだろう。東洋水産は5月下旬、カップ麺「マルちゃん カチメン サッカー日本代表専属シェフ監修 醤油ラーメン」を発売した。
同商品は「スポーツを愛する方のための、験担ぎヌードル」をテーマに作られた「カチメン」ブランドで、サッカー日本代表チームオフィシャルライセンス商品となっている。
監修はサッカー日本代表の専属シェフ・西芳照氏。西シェフは2004年から現在までメインシェフとして、海外遠征試合に100回以上帯同している。「京懐石よこい」で修行、Jヴィレッジ事業所で総料理長に就任した経歴を持つ西シェフは、これらの経験を活かし、スポーツ栄養学を考慮した食事を作っているという。
そんな日本代表専属シェフ監修のカップ麺とは、どのようなものだろう。キャリコネニュース編集部も食べてみた。
特製ガーリックオイルをかけた瞬間、食欲を掻き立てる香ばしい匂いが……
コンビニに行くと、サムライブルーの背景に、赤字で「サッカー日本代表専属シェフ監修」と書いてあるパッケージがすぐ目に入った。サッカー日本代表エンブレム入り割烹着姿の西シェフが腕を組み、「特製ガーリックオイルが味の決め手!」と話す様子も描かれている。
お湯を注いで3分待ち、別添えの特製ガーリックオイルを加えると、香ばしいニンニクの匂いがぶわっと広がった。既に酒が飲めそうだ。
食べてみると、香りから想像したニンニクマシマシ系の味はほぼしない。翌日の口臭も気にならなさそうだ。麺はTHEカップ麺という趣で、スープは昔ながらの濃い醤油味だ。筆者が小学生の頃、休日の昼によく出されたラーメンに似ている。
肉は塩辛く、キャベツは甘く、にんじんも素材の味が出ていた。それが昔懐かしい味わいのスープと絡み、非常に「実家の母が作る、絶対に野菜炒めが乗っているインスタントラーメン」に近しい味わいを感じる。
しかし、ガーリックの香りと少しピリリとした唐辛子が、自炊ラーメンと一線を画す。本格的にビールが飲みたくなった。量は普通のカップ麺と同程度。1人で食べるもよし、2人でシェアして小腹を満たすもよしで、観戦のいいお供になりそうだ。
1食341キロカロリーで価格は180円だが、100円ローソンにて108円で購入することができた。「マルちゃん カチメン サッカー日本代表専属シェフ監修」シリーズでは「ペペロンチーノ風焼きそば」も販売されている。