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大野拓朗×夏帆 太宰治の遺作が原案の羽生生純『グッド・バイ』ドラマ化

2018年06月21日 11:41  CINRA.NET

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『グッド・バイ』 ©ドラマ「グッド・バイ」製作委員会
連続ドラマ『グッド・バイ』が7月14日からテレビ大阪、BSジャパンで放送される。

同作は、太宰治の遺作であり未完の小説『グッド・バイ』を原案にした羽生生純の同名漫画をドラマ化する作品。複数の愛人を清算する必要に迫られている「モテ男」の田島毛収が、偶然に再会した高校の先輩・別所文代からこの状況が太宰治の小説『グッド・バイ』にそっくりだと聞いたことをきっかけに、『グッド・バイ』を愛人関係精算の教科書として真似、つつがなく別れていく計画を思いつく、というあらすじだ。

『グッド・バイ』をもとに次々と愛人に別れを切り出していく「ゲス」な男・田島毛役を演じるのは大野拓朗。田島毛の妻として振る舞い、田島毛の愛人の清算に付き合うことになる別所役を夏帆が演じる。

監督は映画『古都』などのYuki Saito、様々なアーティストのPVを手掛けるスミスらが担当。脚本は映画『私たちのハァハァ』などの舘そらみ(ガレキの太鼓)が手掛ける。同作には原案や原作にはない新たな展開や結末が用意されているという。

原作漫画を読んでいたという大野拓朗は同作への出演について「役者にとって、大好きな作品に出演できる喜びとプレッシャーは計り知れないものがあり、そして、運命を感じます。太宰治さんが70年前に書いていた『グッド・バイ』のように皆さんを虜にするドラマにしたいとワクワクもします」とコメント。

また夏帆は「田島毛は本当にだらしない男ですが、憎めない母性本能をくすぐられるような愛らしい魅力のある人物だと思います。大野さんにぴったりなんじゃないかなって(笑)田島毛と別所のやり取りは会話劇が多いので、どういう雰囲気で二人の関係を作り上げていけるのかすごく楽しみにしています」と意気込みを語っている。

■大野拓朗のコメント
・「太宰治の遺作にして未完の作品をドラマ化」という企画を聞いた時の感想
本屋で太宰治原案の漫画「グッド・バイ」を見つけて、すごく惹かれ、すでに読んでいました。
役者にとって、大好きな作品に出演できる喜びとプレッシャーは計り知れないものがあり、そして、運命を感じます。太宰治さんが70年前に書いていた「グッド・バイ」のように皆さんを虜にするドラマにしたいとワクワクもします。

・クランクインに向けた意気込み
まずは、学生時代からずっと作品の中で見て、共演させていただきたいと思っていた「夏帆さん」とご一緒できるのが本当に楽しみです。作品のストーリー同様に、夏帆さんの胸を借りて、助けてもらいながら、日本をワサワサさせる作品にして行きたいです。

■夏帆のコメント
・「太宰治の遺作にして未完の作品をドラマ化」という企画を聞いた時の感想
太宰の作品の中でも、この「グッド・バイ」はすごく好きなんです。今回は現代に置き換えて作るということで、今まで見たことない「グッド・バイ」になるんじゃないかと、とても楽しみです。

・クランクインに向けた意気込み
田島毛は本当にだらしない男ですが、憎めない母性本能をくすぐられるような愛らしい魅力のある人物だと思います。大野さんにぴったりなんじゃないかなって(笑)田島毛と別所のやり取りは会話劇が多いので、どういう雰囲気で二人の関係を作り上げていけるのかすごく楽しみにしています。

■森川健一プロデューサーのコメント
人生は出会いの連続です。テレビ大阪が新たに取り組む深夜連続ドラマを立ち上げるにあたりとある書店で太宰治原案、羽生生純先生のコミック「グッド・バイ」と出会ってこのプロジェクトは一気に進み始めました。脚本家舘そらみさんや監督Yuki Saitoさんと出会いドラマとしてのデザインを作ることが出来、大野拓朗さん、夏帆さんとの出会いで登場人物に命を吹き込むことが出来ました。スタッフ・キャストともに、低予算だからこその“アイデア”と“情熱”で作り上げていますので、是非、この作品との出会いを楽しみにしてください。