2018年06月21日 10:42 弁護士ドットコム
東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会は6月23日、女性からの様々な相談に応じる電話相談「女性のための無料ホットライン~女性の権利110番~」を実施する。暴力、離婚、セクハラ、マタハラなど幅広い相談に、弁護士と女性相談員が対応する。
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山崎新弁護士は「どんな相談でも大丈夫です。例年、離婚に関する相談が多いのですが、たとえばセクハラなど、誰かに相談しづらいことも気軽にお電話ください」。必要に応じて、初回相談が無料となる弁護士を紹介する。
今年はセクハラが報じられる機会も多く、関心は高まっている。ところが、山崎弁護士によれば、セクハラは被害を受けても相談に至るケースは少ない。
「自分にも非があったのではないかと責めてしまうなど、相談しづらいのかと思います。でもセクハラは放置すると、加害者の行為がエスカレートしやすく、より深刻な被害になることも。無料相談をきっかけに、早い段階で相談して欲しいですね」
相談者にとっては、情報が漏れるのではないかとの不安もあるかもしれない。この点について、長瀬恵利子弁護士は、「完全に匿名で相談することができます。情報が漏れることはありませんからご安心ください」と話す。
電話は午前10時~午後4時まで。電話番号は<03・3591・9211>。例年、午前中がかかりやすい。他都道府県での実施の詳細は、日弁連のサイト<https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2018/180623-0629.html>に記載している。
(弁護士ドットコムニュース)