2017年末に発売開始以来、多くのバックオーダーを抱える大ヒットを記録しているマツダの新型3列シートクロスオーバーSUV『CX-8』に、さらにきめ細かな選択肢を用意するべく、レザーシート採用の最上位機種にも7人乗り仕様が追加設定。6月14日より発売開始となっている。
マツダの国内SUVのフラッグシップモデルとなるこの『CX-8』は、北米で展開されるラージサイズSUVの『CX-9』などとシャシーコンポーネントを共有。その上で全幅を抑えて日本市場でも扱いやすいサイズと、SUVとしては望外の空間容積と快適性を誇る3列目シートを組み合わせ、ファミリーユーザーのみならず多様な趣味の用途にも対応するモデルとして高い人気を博している。
そんな好調『CX-8』に早くも改良の手が加えられ、発表後の累計受注比率で約4割を占める最上級グレード“XD L Package”に、ナッパレザーを使った本革シートなどの高い質感はそのままに、2列目にベンチシートを採用した7人乗り仕様が追加設定された。
これまでは中間グレードの“XD PROACTIVE”、ベースグレードの“XD”のみの設定となっていた7人乗り仕様がこれで全グレード選択可能となり、3列目シートを畳んだ状態でも5名乗車が可能なため、普段は3列目スペースを荷室として利用できる実用性の高さがどのグレードでも享受できるようになった。
また、6人乗り仕様では“XD L Package”専用の大型のセンターコンソールが備わるため不可能となっていたが、この7人乗り仕様では2列目と3列目シートを畳んだ際に床面がほぼフラットとなるため、アウトドア用の大きな荷物などの積載にも強みを発揮する。
この『CX-8』がデビュー当初から搭載する“SKYACTIV-D 2.2”は、従来モデル比で最高出力が15PS、最大トルクが30Nm強化された最新バージョンとなっており、大小ふたつのうち大型側で可変ジオメトリーを採用したターボチャージャーや、燃料の最大噴射圧を大幅に高めたデンソー製第4世代の超高応答マルチホールピエゾインジェクター、段付きエッグシェイプピストンの採用など細部をリファイン。
JC08モードで17.6km/リッター、WLTCモードで15.8km/リッターの省燃費性能はもちろん、出力面や騒音・振動の面でもさらに理想に近づいた最新クリーンディーゼルとなっている。
各グレードで6人乗り、7人乗りと選択肢の広がった『CX-8』には、シート設定と同様に全グレードでFFとAWDモデルも用意され、価格は319万6800~419万400円となっている。
公式サイト:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/