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鈴鹿8耐でEWCタイトル獲得への期待が高まるTSRホンダ藤井総監督、三重県知事にル・マン優勝を報告

2018年06月20日 15:01  AUTOSPORT web

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三重県の鈴木知事を表敬訪問した藤井総監督
FIM世界耐久選手権(EWC)にフル参戦中で、シーズン2勝を挙げてランキングトップにつけるF.C.C.TSRホンダ・フランスの藤井正和総監督が6月18日、三重県知事の鈴木英敬氏を表敬訪問。第2戦ル・マン24時間耐久ロードレースにおける日本チーム初優勝を報告した。

 鈴木知事はモータースポーツにも造詣が深く、第40回記念大会となった2017年の鈴鹿8時間耐久ロードレースではチェッカーフラッグを振ったという。藤井総監督の表敬訪問を受け、6月16~17日に四輪の第86回ル・マン24時間耐久レースでトヨタが初制覇したことにも触れながら「ものづくり日本の真骨頂ですばらしいこと」と賞賛した。

 さらにこの日、優勝チームに1年間貸与される特大トロフィーも藤井総監督とともに鈴木知事を“表敬訪問”。ル・マンを制した初の日本チームとなったF.C.C.TSRホンダ・フランスによって、この特大トロフィーも日本で初お披露目となった。

 高さ約100cm、重さ約20kgにもなる特大トロフィーを藤井総監督とともに掲げた鈴木知事は「優勝という結果の重みも凄いけど、本当にそれぐらいずっしりと重い。顔は笑っているけど、実際には笑う余裕はないよ」と笑いながらも重さに驚いた様子。

 2017-2018シーズンのEWCランキングで現在トップにつけるF.C.C.TSRホンダ・フランスは、最終戦の鈴鹿8耐でEWCタイトル獲得の期待が高まっている。

 藤井総監督は「この三重県、鈴鹿の地、鈴鹿8耐で世界一決戦に臨みます」とEWCタイトル獲得を誓い、鈴木知事も「世界一を実現できると確信しています。ぜひ三重県から世界一になってください」とエールを贈った。

 鈴鹿8耐は7月26~29日に開催される。F.C.C.TSRホンダ・フランスが2018年の鈴鹿8耐で、さらなる歴史を刻むかもしれない。