ポルシェ911 GT3カップカーとともにグリッドについた『919Tribute』 プレスインフォメーション
ポルシェカレラカップ ジャパン 2018 第8戦(富士)決勝レポート
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木敏幸)とポルシェカレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ ジャパン 2018シリーズ第8戦の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2018年6月17日(日)に開催いたしました。
天候:曇り
路面:ドライ
気温:16度/路面温度:23度
曇り空が広がる富士スピードウェイで開催されたPCCJ第8戦のポールポジションを獲得したのはPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太。2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤翼、3番手はPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章と、若手ドライバー3人が上位グリッドを占める。4番手は前日の第7戦でPCCJジェントルマンクラス初優勝を飾った#98 IKARIで、勢いに乗っての連勝が期待された。
決勝レースのグリッドには、前日に引き続き919hybridがEVカーへと生まれ変わった919Tributeが登場し、パナメーラ ターボS Eハイブリッドとパナメーラ4E ハイブリッド スポーツツーリスモとともにコースイン。グリッドを埋め尽くしたポルシェ エクスペリエンスデイのゲストとともにポルシェ スポーツカーの70周年をお祝いした。
午前10時15分からのフォーメーションラップを経てのスタートでは、ポールポジションの#18 上村がホイールスピンで一歩出遅れてしまい、2番手スタートの#78 近藤が1コーナーをトップで駆け抜けていく。
#18 上村は#78 近藤に離されまいと背後にピタリと着け、1周目の最終コーナーからホームストレートでスリップストリームに入る。2台は1コーナー手前で並びかけるものの、#18 上村は#78 近藤の巧みなライン取りに阻まれて前に出ることができない。#78 近藤はその後も#18 上村にオーバーテイクのチャンスを与えず、その差を徐々に広げていく。
「タイヤの内圧が厳しく、上村選手の追い上げに警戒していたのですが、彼も同じ問題を抱えていたようで逃げ切ることができました」と#78 近藤が振り返るように、終わってみれば2秒233の差を着けて今季4勝目をマーク。2位に甘んじた#18 上村は、「スタートの失敗がすべてでした。次の富士では近藤選手に負けないように気を引き締めて挑みます」と語る。
3位は、第3戦以来の表彰台獲得となった昨年のダブルチャンピオンである#9 武井真司が獲得し、「ようやくニュー911 GT3 Cupにも慣れてきたので、残りのレースで巻き返しを図っていきます」と言う。
ジェントルマンクラスは#20 鈴木宏和が今シーズン5勝目となる富士初優勝を飾り、「ようやく富士でも優勝することができました。マシンのセッティングを昨晩、大幅に変更したことが成功したようでチームスタッフにお礼を言いたいです」と喜びを語る。
2戦連続で2位を獲得した#25 内山清士は、「IKARI選手とのバトルを制して2位表彰台を獲得できて良かったです」とレースを振り返る。3位の#98 IKARIは、「レース前半でタイヤを使い切ってしまったため厳しいレースになってしまいました」と語る。4位には#47 TAD JUN JUN、5位には#2 田島剛、6位には#58 山口智英が入賞した。
第8戦終了後の午後4時5分からは、PCCA(ポルシェ カレラカップ アジア)とのエキシビジョンレースが開催され、PCCJからは17台、PCCAからは27台の計44台が参戦を予定している。
PCCJ第9・10戦は8月4日(土)、5日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。シリーズ全11戦で競われるため、最終戦を前にしたチャンピオン争いで重要なレースとなる。