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太宰治未完の小説が原案の漫画『グッド・バイ』、大野拓朗×夏帆で連続ドラマ化

2018年06月20日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 大野拓朗&夏帆出演ドラマ『グッド・バイ』が、7月14日よりテレビ大阪とBSジャパンにて放送されることが決定した。


参考:“内”にではなく“外”に開かれた希望ーー『空気人形』に通ずる『万引き家族』の空虚や孤独の可能性


 本作は、太宰治の未完の同名小説を原案にした、羽生生純原作の同名漫画をドラマ化したもの。複数いる愛人の清算の必要に迫られていたモテ男の田島毛収は、偶然再会した高校時代の先輩・別所文代から、この状況が太宰治の小説『グッド・バイ』にそっくりだと呟かれたことにより、太宰の『グッド・バイ』を愛人関係清算の教科書として真似、つつがなく別れていく計画を思いつく。そんな現代の“ゲス”を取り巻く、様々な人間模様を映し出す。


 モテ男の田島毛収役で主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』やテレビ東京『三匹のおっさん』シリーズなどで人気を博し、俳優として精力的に活躍している大野拓朗。田島毛に振り回される面倒見の良い高校の先輩・別所文代役を、日本アカデミー賞優秀助演女優賞も受賞した夏帆が務める。


 監督は、映画『古都』のYuki Saitoと、『下北沢ダイハード』で演出を務め、さまざまなアーティストのミュージックビデオを手掛けているスミスら。脚本は『ガレキの太鼓』の舘そらみが担当する。


■大野拓朗コメント
・企画を聞いた時の感想
本屋で太宰治 原案の漫画『グッド・バイ』を見つけて、すごく惹かれ、すでに読んでいました。役者にとって、大好きな作品に出演できる喜びとプレッシャーは計り知れないものがあり、そして、運命を感じます。太宰治さんが70年前に書いていた『グッド・バイ』のように皆さんを虜にするドラマにしたいとワクワクもします。


・クランクインへの意気込み
まずは、学生時代からずっと作品の中で見て、共演させていただきたいと思っていた夏帆さんとご一緒できるのが本当に楽しみです。作品のストーリー同様に、夏帆さんの胸を借りて、助けてもらいながら、日本をワサワサさせる作品にして行きたいです。


■夏帆コメント
・企画を聞いた時の感想
太宰の作品の中でも、この『グッド・バイ』はすごく好きなんです。今回は現代に置き換えて作るということで、今まで見たことない『グッド・バイ』になるんじゃないかと、とても楽しみです。


・クランクインへの意気込み
田島毛は本当にだらしない男ですが、憎めない母性本能をくすぐられるような愛らしい魅力のある人物だと思います。大野さんにぴったりなんじゃないかなって(笑)田島毛と別所のやり取りは会話劇が多いので、どういう雰囲気で二人の関係を作り上げていけるのかすごく楽しみにしています。


■森川プロデューサーコメント
人生は出会いの連続です。テレビ大阪が新たに取り組む深夜連続ドラマを立ち上げるにあたりとある書店で太宰治原案、羽生生純先生のコミック『グッド・バイ』と出会ってこのプロジェクトは一気に進み始めました。脚本家舘そらみさんや監督Yuki Saito さんと出会いドラマとしてのデザインを作ることが出来、大野拓朗さん、夏帆さんとの出会いで登場人物に命を吹き込むことが出来ました。スタッフ・キャストともに、低予算だからこその”アイデア”と”情熱”で作り上げていますので、是非、この作品との出会いを楽しみにしてください。(リアルサウンド編集部)