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乃木坂46 西野七瀬、センター選抜後の変化語る 「グループ全体のことを考えるように」

2018年06月20日 12:51  リアルサウンド

リアルサウンド

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 アイドルグループ・吉本坂46の選考過程、結成の瞬間から成長などを追いかけるドキュメンタリー番組『吉本坂46が売れるまでの全記録』(テレビ東京系)。6月19日放送回では、レギュラーメンバーの東野幸治、乃木坂46・松村沙友理、クイズ作家・古川洋平に加え、前回に引き続きスタジオに秋元康が出演した。


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 吉本坂46のメンバー選考に一切口を出していない秋元。「最後に何人か決まるじゃないですか。そうなった時に僕は、このメンバーだったらこうやろうっていう、そこからの三題噺を作るようなことが得意」と語り、「この人たちを最強にするにはどういう曲が良いのかはある」と続けた。東野が芸人たちを「アイドルに向いてない」と指摘すると、秋元は“アイドル像”を押し付けようとすることを「それは過去にあるから新しくならない」「前田敦子みたいな子を探しましょう、になる。絶対(新しいものは)生まれないですよ」と否定した。さらに吉本坂46のデビュー曲の話題では、「ダンス曲で難しいものを出して、それを池乃めだかさんとかみんなが踊るっていうのを見たい」と構想を語った。


 番組には乃木坂46メンバーもVTRで登場。星野みなみが「どうするんだろうと思って。洋服とか。スカートはくのかなって」と疑問を明かすと、西野七瀬は「そこは男性用みたいな感じじゃないかな?」と返した。さらに「エンブレムも坂道Ver.作るのかな?」と発言した西野は、サバンナ・八木真澄を応援していることを明かし、「運動神経が良いので、ダンスとかもキレキレに踊れるんじゃないかな。ギャグの動きを振り付けに入れちゃうっていうのも面白いと思います」と期待を語った。


 乃木坂、欅坂ファンからの批判について秋元は「別に比較してるわけではない」と語り、「(メンバーを)シャッフルしようとかない」と苦笑いしつつ、松村を吉本坂46のセンターにする可能性に言及。さらに「アイドルが売れて行くまでにはストーリーが必要」と持論を展開し、乃木坂46の初舞台『16人のプリンシパル』の話題へ。秋元は当初「休憩の時間にみんなが投票して、次の物語(演技)の中で誰を次に使ったらいいか」を決めるつもりで始めたが、徐々に1分間の自己PRへの“人気投票”のようになっていったという。西野は当時を振り返り、「ひたすら大変でした」とコメントし、オリジナルキャラ・どいやさんと2人で自己PRしたことを語った。キャプテンの桜井玲香も「すごい大変でした。皆ご飯が全然食べられなくなって。相当追い詰められてましたね。必死でした」と過酷な生活を振り返り、松村は「(最初の『16人のプリンシパル』が)今でも皆で一番話になるし、結果的に一番記憶に残ってるし、ファンの人の中でもあのとき大変だったねって今でも言ってくれる人がいる」と語った。


 アイドルには必ず“黒歴史”があるという秋元。乃木坂の“黒歴史”を振り返り、松村は「メンバーの人気のある5人だけを選んで、地方5都市回るんですよ。でも本当に誰も人いなくて。メンバー5人いるのに、お客さん3人」と明かした。「センターに必要なこと」という話題では、「(皆が)支えようって思える子」と星野。桜井は「誰が見ても可愛いとか好きになるような子」、衛藤美彩は「共感されやすい子の方がセンターとしては正解なのかなって思う」とそれぞれ語った。一方秋元は「全てが完璧な人よりも、これどうするんだろうっていう方がセンターにする時に面白いかな、というのはある」と発言。さらに、前田敦子をAKB48のセンターにした理由を「前田敦子だけがセンターになりたくないって言ってたんですよ。彼女がそういうところに興味がないところが、伸び代があるわけですよね」と明かした。


 現在、乃木坂46でセンターを務める機会が多い西野。「(選ばれた時は)センターになりたいって目指していたわけではなくて、私がセンターになることで乃木坂が良くならないんじゃないかなってマイナスな考えでした」と振り返り、「(センターに選ばれてから)自然と乃木坂46の見られ方とか、グループ全体のことを考えるように変わった。良かったなって思います」と語った。最後に秋元は敗者復活戦の開催にも言及。「ライバルとして落選者の別チームができる可能性がある」と明かした。


 次回放送では、吉本坂46に人生をかける若手芸人の挑戦に密着予定だ。(向原康太)