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日本の現代アートを発信、パリで「SHIP'S CAT」展が開催

2018年06月20日 12:03  Fashionsnap.com

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メイン作品イメージ:「Picture scroll of SHIP’S CAT」 Image by: レーサム
ルーヴル美術館に併設するフランス カルーゼル・デュ・ルーヴルで、現代彫刻家 ヤノベケンジと和紙作家 堀木エリ子による「SHIP'S CAT」展が開催される。会期は8月22日から28日まで。

 「SHIP'S CAT」展は日仏友好160周年、京都・パリ友情盟約締結60周年を迎えることを記念し、日本政府が主催する「ジャポニスム2018」参加企画事業の一環。「Ship'sCat」は、大航海時代にネズミから食物や貨物、船を守り、疫病を防ぐことを目的に船に乗せられ、天候を予知する能力などから守り神のような存在として世界中を旅した猫を指す。
 展覧会では、ヤノベケンジと堀木エリ子の共作「SHIP'S CAT」の図柄による巨大障子絵巻「Picture scroll of SHIP'S CAT」を中心に、2人の代表作を通じて日本の現代アートの世界を発信。ヤノベは全長3メートルの巨大な猫の彫刻や、福島県で開催した「重陽の芸術祭」に出品された「SHIP'S CAT(Black)」、コミュニティ型ホステル WeBase 鎌倉に設置されている「SHIP'S CAT(Harbor)」を、堀木は15メートルの大きさで漉き上げた創作和紙タピストリー「SUN」や「MOON」、直径10メートルの「陽光(YOUKOU)」などを出品する。
■「SHIP'S CAT」展概要■会期:2018年8月22日(水)~8月28日(火)会場: カルーゼル・デュ・ルーヴル内(サル・スフロ、ホワイエ)99 rue de Rivoli 75001 Paris