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ついに松田翔太登場 『花のち晴れ』最終回は『花男』ファンにとって最高のエンディングな予感!

2018年06月20日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 民放の連続ドラマは全10話というのがすっかり主流となっている中で、この火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)は11話まで作られる。昨年1年間の民放プライムタイムドラマで11話まで作られたのは10月クールの『コウノドリ』(TBS系)のみで、その前は一昨年10月クールの『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。しかも放送時間の枠も通常のドラマよりも13分長い67分枠。その中に基本的なストーリーから若手注目俳優たちのアンサンブル、さらには『花男』ファンに向けたサービスまで緩むことなく詰め込まれているのだから、『花男』シリーズの強さを改めて感じてしまう。


参考:平野紫耀、先輩・松本潤からのアドバイス明かす【写真】


 閑話休題、6月19日に放送された第10話は、いわば最終回のための準備運動といったところだろう。音(杉咲花)を賭けた決闘をすることになった晴(平野紫耀)と天馬( 中川大志)。あらゆる武道で高校生チャンピオンの天馬に挑むという無謀な戦いにもかかわらず、晴は“C5”の仲間たちの力を借りて、必死でトレーニングを重ねていくのだ。


 晴は音への気持ちを包み隠さずにメグリン(飯豊まりえ)に正直に決闘のことを打ち明け、天馬も時には晴を挑発しながら音への想いを貫いていく。またメグリンも晴が負ければ音への気持ちを断ち切るということに、まだチャンスがあるとポジティブに捉えて待つ覚悟を決める。そんな中で、これまでもどっち付かずでウジウジしていた音の優柔さがさらに浮き彫りになり、晴派も天馬派も苛立ちが増していくばかりであろう。


 先週のクライマックスで、晴からバックハグをされたことに少し心が揺らいだ音。ずっと晴に想いを寄せていながらも身を引いた愛莉(今田美桜)さえもがすっかり音の態度に嫌気が差しはじめたかのようにメグリンに寝返ってしまうし、挙句に(晴と天馬が音をめぐって決闘すると知らなかったにしても)メグリンに「好きな人に応援されたら嬉しいと思う」と鈍感な発言を繰り出し「それ音が言う?」と正論を言われる始末。このままだと、ドラマが最終回を迎えても音の決断力の危うさに不安が残ってしまいそうだ。


 さて、今回のエピソードは何と言っても“F4”が誇る女たらし、西門総二郎(松田翔太)の登場だ。晴に弓道を教えるために現れた西門は「類が言っていた通りだ」と、第3話にサプライズ登場した花沢類(小栗旬)の名前を挙げ、相変わらずハーレーダビッドソンのバイクに跨り美作あきら(阿部力)に電話。晴が英徳のためではなく惚れた女のために決闘するということにほくそ笑んだ西門は、偶然弓道場に天馬と訪れた音と晴を穏やかな表情で見つめ、音に「歴史は繰り返されるなあ」とつぶやく。


 これはまさに、道明寺とつくしのことに他ならない。これはもう最終回にホログラムでも回想でもない道明寺(松本潤)が登場することは間違いなしと考えてもいいのではないだろうか。そして願わくば、つくし(井上真央)も登場して『花男』ファンにとって最高のエンディングとなることに期待したい。(久保田和馬)